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ドローン犯人の公開ブログを発見できない、平和な日本

世界中に公開されまくりのドローン犯人のブログ。 犯行が明らかになった今も、そこはFC2、空気を読んで削除するとかアクセス禁止にするとか一切せずに、そのまま公開と、さすが色々な意味で報道の自由を体現している会社です。 外国の会社。。。みたいなので、日本の情報には疎いのかもしれませんね。

ドローン墜落犯人のブログには、 「遅せーよ職員!てゆーか警備員じゃないのか・・・2週間放置て・・・」とか、まだ犯人がわからない段階というか、ドローンが発見される前から犯行について延々と書いています。

ドローンより、このブログを発見できず、自首させた日本の捜査機関のほうがヤバそうです。

恐らく、今回のドローン事件を受けての政府の動きは恐らく2つ。

一つ目は、マスコミが大きく取り上げているように、ドローンそのものを規制するという方向に進むのでしょう。 ドローン自体、自作も可能なのであまり効果はなさそうですが、メンツを潰されたから取りあえずやるはずです。

二つ目は、マスコミではあまり話題になりませんが、「日本版金盾」=ネット上の発言を監視するシステムの構築が粛々と行われるはずです。 世界中に犯行声明が公開されているのに、捜査当局が把握できなかったというのは、恐らくですが、政府内ではドローン以上に問題になっているはずです。

万が一ドローンのみに目を奪われて、これが問題になっていなかったら、平和すぎる政府ということで、それはそれでノーベル平和賞レベルでしょう。

ちなみに、政府がネット上の発言を監視するシステムとは、具体的にどのようなものでしょうか? お隣の国、中国を参考にすると、「金盾」という監視システムがあって、ボットと人海戦術監視によりネット上の変な書き込みを発見・消去するだけではなく、速攻で公安がやってくるというステキなシロモノです。

日本の場合、これから検閲と叩かれる消去を除いた、発見&公安という部分に特化したものになるのではないでしょうか? 今回の事件をうけて、今後こんなのが粛々と作られるはずです。

おそらく、うちのビックデーターシステムを使っていただければ、完璧に監視可能です! と、目ん玉が飛び出るほどの高額な金額で、大手ベンダーが既にセールスをしている筈ですが、ただのムダ使いです。

それならば、ボットの部分はGoogleと提携すればOKでしょう。変なシステムを作るよりGoogleのほうが優れているのは、すでに数百億ドブに捨てた情報大航海で証明されています。

人海戦術の部分は、中国のように人件費が安くないので、ここはなんとか、ほとんどタダでやってもらう方法を考えましょう。 名作ゲーム「アベぴょん」の続編として、アプリ化が良さそうです。

アプリの内容は、 不穏当な発言があるURLを入力すると、ポイントが貰え、沢山報告して出世すると「国家ネットエージェント」の称号がもらえる。そんなソーシャルアプリ。 どんどんインフレさせて、「スーパー国家ネットエージェント」、「スーパーグローバル国家ネットエージェント」とかいっぱい作って、煽ります。 例えニートでも「国家ネットエージェント」の称号がもらえる夢のアプリといえ、称号があってもなにもないのですが、確実に社会に貢献していますし満足感を得る人も居るのではないでしょうか。 このアプリが普及したら、称号で割引が受けられるように、店と提携して多少のメリットを出すのも良いかも知れませんね。 アプリ名は、「就職!! 国家ネットエージェット」です。

多分ですが、政府ではこんな検討をしているのではないかと。