Gearbestのサイトに会社名や所在住所が書いてないので調べてみた

自腹で買ったガジェットをネタに書こうと思っていたのですが、一向に配送されないので、代わりに送ってこないGearbest自体をネタにすることにした。

Gearbestから無料提供された商品を掲載したり評価したりする広告塔ブログは多いのですが、GearbestというECサイトがどこの会社であるとか、どんな会社なのかという部分は、あまり情報がないのです。

Gearbestは、中国の広東省深圳にある会社です。一部ではイギリスのサイトと記述されていますが、それは違うようです。

普通の通販サイトであれば、サイトに運営会社名や住所くらい書いてありそうですが、少なくても目につくところには書いてありませんでした。 日本だと、会社名、住所、連絡先などが、特定取引法で分かりやすいところに明示されるルールですが、中国のサイトだからそんなものはなし。

そこで調べてみると、 深圳市环球易购电子商务有限公司という会社が運営会社のようです。

Gearbestの住所(Gearbest address in china)

深圳市南山区创业路中兴工业城8栋2楼
深圳市南山区东滨路4078号永新汇3号楼

Gearbest以外の運営サイト

服装
sammydress.com
dresslily.com
rosewholesale.com
rosegal.com

ガジェット系
everbuying.net
dealsmachine.com
と、沢山のサイトを運営しているとのこと。また、アマゾンやebayなんかでもセラーをやっていると思います。

これら姉妹サイトの顧客対応はGearbestと同じ程度と考えたらよいかと思います。 サイトのサーバはAWS。

Gearbestがなかなか送ってこない理由

仕入れをするには資金が必要ですが、仕入れ前に顧客に仕入れていない商品を売ってしまえば資金を確保できます。無在庫転売的な手法は中国では良くあるやり方ですが、最近の中国国内はEC業界の競争が激しいので素早く送ってくるようになってます。ですが、海外向けは競争が緩いので昔のやり方に逆戻りというわけです。

日本でも、YahooShopで買い物したらアマゾンで購入して送ってくるサイトがありましたが、要はあれと同じような仕組ではないかと思われます。販売後の仕入先がアマゾンプライムであれば即出庫できますが、販売後に普通の問屋やメーカーから仕入れる場合は、不確定要素が大きいことがわかります。例えば、価格が上がり予定していた価格で仕入れられないとか、仕入れ先の在庫がなくなっていたとか。

そのような場合、待たされたり、リスクを負わさせるのは購入側です。

在庫数とか出荷までの営業日などがサイトに書かれていますが、ビジネスモデル的に虚偽の情報だと考えるべきでしょう。筆者の場合、購入ページに在庫ありすぐに送るようなことが書いてありましたが、購入後一月過ぎでも届きません。

最初から、在庫ないので出荷に時間がかかると書いていれば信用できるのですが、そうすると売上は下がるだろうから、タオバオのような評価システムでもなければ、正直になるインセンティブは働かないでしょうけど。

Gearbest職員のお給料と役割

夜勤の英語対応職員の給料は専科(日本の短大相当)で5~8千RMB/月だそうです。 サポート要員なのでしょう。大量の募集をかけている状況ですね。買っても送ってこないこの状況では、クレームの嵐でしょうから。

物流マネージャーは1.5~2万RMB/月と結構高いです。 物流の改善は喫緊の課題でしょう。これが改善すれば利用価値は上がります。

搜索引擎高级开发工程师 SEO屋 30~40万RMB/年。広告塔ブログで検索結果上位を占めるようにすることが重要なミッションなんだと思います。実際、検索するとそんなブログばかりで、この戦略がうまく行っていることがわかります。年収40万RMBに見合う働きではないでしょうか。

Paypal高级专员 ペイパル担当員 6~8千RMB /月。 「客からクレームが来てるから、金払わんぞ!」というペイパルからの大量のクレームに、担当が必死に対処している姿が浮かびます。

日本語営業 4~8千RMB/月 日本語を話せる人間はいるが、サポートの方には出てきていない。 中国語だろうが日本語だろうが、質問には英語で返してくる。 ということは、これらの英語以外の人材はいったい何をやっているのだろうか?

恐らくは、商品を提供して宣伝をしてもらっている日本のブログとのやり取りをしていると思われる。 要は、アマゾンのレビューなんかで禁止になったあのやり方である。

1RMB=16.9円 2017年10月05日時点

Gearbestを今後利用するか?

以上の調査から、実体はあるようですが、提携している広告塔ブロガーには過大評価されている可能性はありそうです。 評価をかなり割り引いて考えたら、ちょうど良いくらいかと思います。

今回試しに購入してみました(まだ発送すらされてませんが)が、筆者の場合は、現状の物流品質では今後は利用しないかなという評価です。

クレームたくさん送れば、早めに送ってくれるなどという噂もあるようです。表示された発送日を過ぎても送ってくれない場合、即座にクレームするのが良いかもしれません。

迅速配達、優良サポートといった近年中国ECの優れた点がなく、トラブルに陥ると中国の面倒な点が凝縮されて味わえる感じですので。

こういった面倒なインセンティブが働く人たちを、優良ECに変えたタオバオは偉大だなーと、改めて認識しました。

GearBest(中華サイト)で買ってみると、こうなった

中国製品を海外に販売しているGearBestというサイトが有る。知り合いが使ったことが有ると言っていたので、買ってみた。

中国『国内』のECサービスはかなり進んでいるので、多分大丈夫だろうと思い、有料配送を選んで注文をした。

結果、一月経っても発送すらされねえ

海外だから、発送から到着まで時間がかかるのは仕方がない。しかし、発送すらしないのだから、距離や国境の問題じゃなくて、このGearBestの問題。

サポートに問い合わせすると、2日以内に発送するとか返って来たものの、そんなことは余裕で無視。後は定型文しか返ってこない。書いてあることも論理的におかしいし、すぐにウソだとわかるような返答が多い。質問に対する答えになっていないの文章なので、サポートは釈明の定型文を返すボットなんじゃないだろうか? 返信が早いのも機械なんだから当然だろう。GearBestは返信が早いから信頼できるという話もあるけど、そうかな。

また、梱包したと言うものの発送せずに長期間そのまま放置とか、一体何を梱包したんだろう? 少なくても購入した品でないことは確実だ。

ここは、中国の普通のEC店と比べるとかなりダメで、現代中国のネット販売のサービス水準を考えると最低レベルだ。

商品がなくても売るタオバオ店は有ることは有るが、彼らは予約という形を取っている。その旨、ちゃんと記述されていることが多い。

GearBestの場合、数日で送ると書いてあっても、1月経っても発送すらされないから、商品がないことは明らかで、極めていい加減。

中国国内水準になれたオイラは、2度と利用しないと思う。面倒だし。

しかし、10年前にあったような、質の悪い中国ネット販売が、海外向けに姿を変えて今だに存在しているとは。ちょっと懐かしい感じ。

Gearbestに関して、意外と日本のブログでの評判は悪くない感じなのだけど、先方から商品もらった上で書いている場合も多いみたいなので、評判について割り引いて考える必要がありそうです。

要は、Gearbestは微妙だという結論です。

知り合いの中国人にこの経緯を話したら、そんなサービスの悪いサイトでよく買うね。とのこと。このサービスの質では、今の中国では誰も買わないだろう。

海外向けだから、いい加減で適当、騙しても良いという、そういう方針が見え隠れしていてわかりやすい。

中国国内向けサービスを思い出せと言いたい。

中華クオリティなんて言葉があるけど、これは現代の中国国内のECクオリティ(普通に良い)に全く達していない。

まずはブラック商材から。脱タオバオの流れ

アリババ一強の中国EC業界に、最近ちょっとした変化が。
欲しい商品がタオバオやTmallに無く、商品を掲載すると運営に削除されるのが背景にある。

どんな商品かといえば、ニセモノ、工場流れ品、医薬品などのブラック商材。
削除しても需要は消えないし、売り手からすれば最も利益率の高い商品群だ。

怪しい商材はタオバオの華だったはずが、最近は脱ニセモノの流れで削除される。
運営担当に何か払えば何とかなるのかもしれない。そんなコンサルが杭州には沢山あるという話も。

ニセモノ品摘発が恣意的で、同じ商品でも売れない店が削除され、流行りの店が平然と営業しているとか。
裁量という力(どの店の商品ページを消すかというもの)があれば、怪しくなるのが中国の性ともいえる。

だから、売る側も単純で効率のいい方法に移行しつつある。

それが、タオバオ抜き微信直取引。(微店ではない)

その仕組みは、まずはタオバオの客と微信友達になる。すると客はタイムラインでタオバオ店には置いてない商品にアクセスできるようになる。
支払いは微信支付でOK。微信の性質上ネット上の秘密販売クラブのような趣だ。

ブラック商材はECサイトのキラーコンテンツ。
小さな流れだが巨人タオバオに何か影響を与えるかもしれない。

15年9月開店 Tmallのマツモトキヨシのその後

中国でもマツモトキヨシの知名度は高い。黄色と黒の看板が目につき、他のドラッグストアより覚えやすいと知り合いの中国人。

日本の爆買い報道でもわかるように中国人にロックオンされた代表的な爆買対象の企業ということになる。これなら、中国のECプラットホームに出店すれば大成功するのではないか? そんな、爆買い熱を受けマツキヨは15年9月に中国Tmallグローバルに出店した。

で、その後どうなった?

Tmallではどの商品が何個売れたか第三者からでも分かるので、スタートした去年9月から1月分を集計してみた。 上位20件はこんな感じ。

マツモトキヨシ

9月から1月半ばまでの総売り上げがTmallの数字だと2千万元、現状のレートが17.3だから、3億4千万円程度。

商品名のところにある「日本直邮」は日本から中国へ国際郵便EMSで送る。「保税仓发货」は中国国内の保税倉庫から送る方法。

通常の輸出なら課税されるが、EMSは素通りなら税額はゼロ、保税倉庫発なら関税のみ50元以下は無税なので、こちらも高額な商品でなければゼロの場合が多い。

このように安く売る努力をしているのが分かる。実際、商品の価格をみると一月に最も売れた「保税直达豆腐の盛田屋日本豆乳面膜 水洗补水保湿美白去黄气150g」(豆腐の盛田屋ヨーグルトパック 150g)という商品なら、現在95元(一月は90元)=1643円(送料税込)。日本のアマゾンだと1600円(送料税込)で販売されているから中国でも日本でもほぼ同じ価格だ。

でも、新事業、しかも中国相手というリスクを取って日本と同じ値段にしかならないのだから結構大変そう。

中国での通販なら、その返品率が日本とは比較にならないほど大きい。中国進出不要のはずのTmall国際でも中国国内に返品用倉庫の設置を求めている。また、日本のアマゾンと違って、必ずスカイプみたいなチャットで問合せが来るので対応人員のコストもかかる。

このあたり、越境ECでやろうとする会社は現地に法人がないので必ず丸投げせざる得ない。サイト制作、受答え、保税倉庫、返品倉庫(物品を置いておけば保管料を取られる)をパッケージ化して請け負う会社がある。それとTmallの補償金や年会費、システム利用料が入る。そして、忘れてはいけないのがEMSやコンテナ輸送などの物流費で結構コストがかさむ。

マツキヨみたいな店の場合、日本での爆買いの場合は利益率の高いOTC医薬品を神薬12みたいに大量に買ってくれるから、利益率の低い商品があってもいろいろ調整できるけどTmallでは規制があるので薬は販売できない。

日本と同価格じゃなくて値上げできればいいが競争相手が沢山いるから難しい。

つまり、中国の越境ECスキームの場合、確実に儲かるのはオペレーションを行う中国側企業ということになる。マツキヨさんは儲かっているのか?

爆買いの延長ではない越境ECを模索する必要がある。ドラッグストアに爆買い中国人がいるからと言って、単純に越境ECに突っ走るのはどうなんでしょうか。

中国元も下落傾向だし、薄皮一枚の利益が為替変動で消し飛ぶ可能性もあるから、ブームに乗るのではなく冷静に。爆買が話題になって、たったの2年。一呼吸置いてから越境に打って出るか考えた方が得策。

そもそも、アウトバウンドでの中国人相手の商売は難しい。越境にかける資源をインバウンドに向けたほうが得な場合もある。ホームの方がやり易いですから。

もちろん。バンバン儲かっているところは別です。

日本での中国人爆買いに、強敵あらわる

昨日、秋葉原にいったら中国の人がとても多く、爆買いは今のところ続いているようです。
しかし、最近中国経済が減速しているから、今後は爆買いが無くなるのではないか という報道もあるようです。

さて、この爆買い。今後も続くのでしょうか?

上海に居る知り合いの中国人から、ブランド品が日本よりもドバイよりも安い免税店があるんだという話を聞いた。
え、どこの国? と聞いてみると、中国との答え。
そんな免税店あったかなーと。

中国の空港にある免税店って閑古鳥が鳴いていたような記憶があったのだが、この前、浦東空港へ行ってみると状況は全然変わっていた。
いつも閑散としていた免税店の商品が、なぜか飛ぶように売れていたのである。

これはいったいどうしたんだ? と、眺めていると、まず結構安い。
微信からの情報によれば日本の免税価格よりも安いものも多いようだ。さらに、元払いが可能なので、外貨に換える必要もなく余計な為替コストがかからない。
タオバオなどで、店の割引券を購入すれば、さらに低価格での買い物が可能だ。

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メリットは価格だけではない。店舗にない商品でも倉庫にあることもあるらしく、見かけ以上に商品点数が豊富で品揃えも結構あるようだ。
さらに重要なのが、購入しても荷物を持って海外旅行する必要がないということである。購入物は出国のときに預け、帰国の時に受け取ることができるシステムになっている。格安航空の厳しい重量制限でも安心だ。

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中国の空港には、帰国のときにも免税店が存在している(パスポートコントロールと税関の間)ので、帰国時に荷物を受け取ったり、免税品を買うことができるので非常に便利なのだ。

こうして、今は中国の空港でも「爆買い」が起こっているわけである。
空港ではいろいろと工事をしていたので、今後、こうした免税店はさらに拡充されることになるのに違いない。
海外で購入されるよりは、国内でお金を使わせた方が自国経済にとってはプラスだからだろう。

着々と、爆買い包囲網は形成されつつある。

だから、もし爆買いが少なくなったとしても、他にも因果関係がある動きがあるから、一概に中国経済の問題とは言えないわけである。

中国人の爆買いは、日本人が物を買えなくなる前兆現象

中国元が元高円安で20円超えと倍になり、アベノミクスの発動以降、順調に貧乏になってゆく日本。
かつて途上国に日本人が感じていた「物価が安い」という感覚を、中国人が日本に対して持ち始めた。

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中国で流行らせるにはまず日本で流行らせろ

最近、中国で人気なのが「酵素」関係の商品です。
日本の流行が中国へ飛び火したらしく、欧米の流行が日本に伝わるのと全く同じパターンです。
訪中するときに、買ってきてほしいと、中国人の知人よりリクエストされました。

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