中国インターネット事情
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百度とドコモの合弁会社が大量の人材募集している件

カテゴリ : 
中国のネット業界
執筆 : 
chinese-homepage.com 2012-7-17 11:21

募集しまくりです。マネージャー、法務、携帯IT技術者、でもってIT技術者。
勤務地は北京、学歴要求は大卒や専門、PHPやらJAVAやら、ゲーム開発者やら、iOSの開発者やら。
これでもか! って言うほどに募集中。
これから頑張るぞという感じでしょうか。でも、何でコイツら今からこんなに頑張って募集してるんだ?

会社名をつっこむと、人員募集のサイトばかりに突きあたる。
百度で1位から100位のサイトを見てみると4割が社員募集中というサイトである。
残りの4割はドコモとの合弁の話。

さて、この会社のサービスの名前が「多酷」とのこと。
dukooドクウという名前でドコモにも通じる名前だが、「酷」とは、どこかで見たような字である。
この会社は携帯向けにコンテンツ配信を行う会社とのこと。

http://duoku.com/


そこで、単純、且つ当たり前のこんな疑問が湧いてくる。
1.中国で課金コンテンツが売れるのか?
2.日本のコンテンツは優れているのか?

1に関しては、中国人がコンテンツにホイホイと金を払うとも思えない。
なにせ無料のが隣に転がっている。しかも運営会社が一緒。つまり、百度文書とか百度mp3が、この会社のライバルになるわけで、もはや訳がわからん。もちろん違う会社のはもっとたくさん存在する。
ゲームを配信するのかもしれないが、ソーシャルゲームにも金を払うとは思えん。
百度主催のアンドロイドマーケット(中国のAndroid携帯にGoogleアカウントは存在しないのだ)には、クラック済の有料ゲームが無料で並んでいる。

2に関しては、日本の場合は著作権の関係上無料コンテンツが少なくある意味ソーシャルゲーム程度の物でも競争力を持ち得るが、中国の場合無料が多過ぎて色々と目移りしてしまう。
「日本の優れたコンテンツ」って言うけど、全く優れてない。中国を舐めてはいけない。そんなに優れているならすぐにコピーする筈だ。
「SOMY」や「パナソニー」は有っても、「グルリー」とか「モゲー」とか、「モバグリン」とかは無い。
要するに、しょうもないと思われているので、コピーする気もないし、移動中に無料で遊べるコンテンツは既に飽和状態ということ。
ハッキリ言って微信とか陌陌やった方が楽しい。

どうやって、これをマネタイズするんだろ。
多酷=茨の道。という意味の命名なのかもしれない。
まあ、中国でネット業者やるなんて、みな茨の道なんだろうけど。

いやいや、そうじゃない。近ごろの中国はマジメだから、正版のコンテンツを配信して課金するのが商売になるんだ! としても3番目の疑問が湧いてくる。
3.これをやるのにドコモの存在意義って何かあるのだろうか?

こんなベタなシステムは中国の技術力なら簡単に作れるだろうし、日本のコンテンツを囲い込みたいとかいっているが、何故ドコモ?
つまるところ、やりたかったのはドコモ側なのだろう。
さらに、百度側の資本金はサイトへの流量確保のための広告費(PPC)等の現物出資で、事業資金はドコモ先生からという可能性もあるのかもしれない。
百度はプロモーション担当、資金はドコモ先生の担当。

そうだとするなら、百度側からすれば痛くも痒くもない、ベータ版企業をつかっていろいろやって金がなくなったらゲームオーバー。
最後には、そのノウハウを元に本業の方を強化するという黄金パターン。

予めこのような会社を作っておいて、適当なカモ提携先が見つかったら本格的に動き出す。
そう考えれば、金が入った今、大量の求人を行っている理由も説明が付くというものだろう。

なお、中国の役所から謄本上げてみるとこんな感じで、外資と内資がある典型的な協議控制(VIE)構造。
外資側が「台港澳法人独资」となっているので、恐らく香港あたりに親会社があるのだろう。
ドコモが出資したのは百度移信网络技术(北京)有限公司の親会社に当たる香港の会社ではなかろうか?
なんで、一々2つも3つも会社を作るのかと言えば、その理由はこんな感じ。
https://chinese-homepage.com/modules/d3blog/details.php?bid=565

いざとなれば米Yahooのようにアリババ内資会社に契約をアレされるパターンもあるかも。
真相は知らないけど、本当にドコモ側が百度に頼み込んだとしたなら、百度の力が圧倒的に強いから協議控制で押さえられるのか?

ガラパゴスの隔絶された自然環境に生きていた平和な絶滅危惧種が、突然メチャクチャ生存競争の激しいジャングルに放り込まれた感も受ける。
とりあえず、動物虐待よりも日本の携帯電話料金を値下げしてほしいです。


■こちらが外資
110000450186317
企业类型: 有限责任公司(台港澳法人独资)
主体名称: 百度移信网络技术(北京)有限公司
法定代表人/负责人: 张东晨
行政区划: 海淀区
成立日期: 2011-10-14
注册资本: 2200 万美元
经营期限自:2011-10-14 
经营期限至:2031-10-13
登记机关: 北京市工商行政管理局
企业状态: 开业
地址/住所: 北京市海淀区上地十街10号1幢一层AW
经营范围: 计算机软件技术研发;技术咨询、技术服务;承接计算机网络系统工程;销售自行研发产品;企业管理咨询;商务咨询。 下期出资时间为2013年08月16日
年检年度: 2011
年检结果: 通过

香港会社があるのでこれがそのままかは解らないけど、元々2200万USDの会社だが、今は20%の持ち分で2250万USDということは僅か数ヶ月でどんだけ企業価値が増えたんだ。
百度の神通力はすごいねえ。(棒読み)
「下期出资时间为2013年08月16日」ってあるのは、この時点では完全に2200万USDの資本金が振り込まれていないということ。「中国は資本金の分割払いOK」
ドコモ先生の資金が2250という報道でしたね。数字が似通ってますね。

■こちらが内資
110108014092084
企业类型: 有限责任公司(自然人投资或控股)
主体名称: 北京百度移讯科技有限公司
法定代表人/负责人: 张东晨
行政区划: 海淀区
成立日期:2011-07-26
注册资本:100 万
经营期限自:2011-07-26 
经营期限至:2031-07-25
登记机关: 北京市工商行政管理局海淀分局
企业状态: 开业
地址/住所: 北京市海淀区上地十街10号1幢一层AE
经营范围: 技术开发、技术咨询、技术服务、技术转让;计算机系统集成;销售自行开发后的产品;设计、制作、代理、发布广告。(未取得行政许可的项目除外)
年检年度: 2011
年检结果: 通过


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