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偽物だけど本物。中国山寨アンドロイド携帯のレベルは高い。simフリー

タオバオで850元(12000円)くらいで販売されているアンドロイドフォン。注文後3日で到着した。

モリーが足りないのか多少動きがもっさりとしているものの、普通にアンドロイドが動いている。

左:山寨アンドロイド 右:G1

タッチパネルの使い勝手も悪くなく、以前購入したG1とさほどの違いは無い感じである。無線LAN、カメラ等は装備されているがGPSが装備されていないのが残念な点だ。

ネットに繋がっていれば普通にGmailを受信できるし、GoogleMapもOK、アンドロイドフォンというのは間違いがない。しかし、htcというのはいただけない。せっかくの本物のアンドロイド携帯がhtcの偽物になってしまっている。

このレベルなら普通に作っても売れると思うが、わざわざ偽物にするのが中国では通なのであろうか。htcのマネじゃないこの携帯がほしいものだが。

それにしても、このレベルのものが12,000円とは中国の物作り能力の高さを伺わせる。ソニエリXperiaと同じアンドロイド1.6搭載だ。ドンくさい日本企業がアンドロイド携帯作れないのに、なんで名も知れぬシンセンの山寨企業が作ってんだよ。

このスピード感は末恐ろしいな。

取りあえず、これはGSMしか利用できないので日本で利用することは不可能だが、3G対応のものも売っていたので、そちらなら日本でも利用できるかもしれない。

いま、MSを時価総額で抜きiPhoneやらiPadで絶頂期を迎えているアップルであるが、中国山寨メーカが超格安アンドロイド携帯を作り始めたので、その栄華に終止符が打たれる日が近付いているのかもしれない。

栄華の跡には衰退がまっている。

やはり、PCと同じようにiPhoneは格安アンドロイドにとって代わられ、iPadもaPadで十分だという時代がもうそこまで来ているのかもしれない。

ガラパゴスの日本携帯市場も、この波をかぶって、PC98のように種の絶滅に立たされるのではないだろうか。

アンドロイドマーケットでダウンロードしたゲームも普通に動作する

ハードウェアキーボードがないので、薄くて軽くて小さい。ケースの作りも悪くない。

この携帯については、さらに使いこんでみてから、追って報告する。

 

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