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支付宝は香港、マカオ、台湾のマスター・カード支払い業務を開始する

先日、中国最大のサードパーティ決済プラットフォーム支付宝(Alipay)はマスター・カードと協力を行って、正式に香港、マカオ、台湾のマスター・カード支払い業務を開通することを発表した。今後、香港・マカオ・台湾のユーザーは“MasterCard”のマークがついているクレジットカードを使って直接に支付宝で支払うことができる。現在、支付宝マスター・カード支払いをサポートする香港・マカオ・台湾カード発行銀行は20軒で、VISAカードの支払いをサポートするカード発行銀行は21軒でだという。マスターカードへの対応によって、大体この3地域の主要なクレジットカードのユーザーを取り込めるという。

支付宝は世界ユーザー数の最も多い電子決済会社であるが、2004年の設立以来、支付宝の“勢力圏”は基本的に中国大陸に限定されていた。2009年、支付宝はすでにVISAと協力して、香港・マカオ・台湾地区の支払い業務を開始したが、今回マスター・カードとの協力が達成したので、香港・マカオ・台湾地域の住民が中国本土とのクロスボーダー決済の手段を完全に提供できるととのこと。