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中国の2元ショップが続々10元ショップに。GDPと共に日本を追い抜いた。そして義鳥とは?

日本では100円ショップ、中国では2元(28円)ショップというのが定説だったはずだが、10元(140円)ショップの台頭によりこの部分の物価水準でいつの間にか日本は逆転されてしまった。さすがは発展著しい中国で、GDPと共に100円ショップの水準でも日本を抜き去ったのである。

さて、上海老街あたりでは、これら10元ショップが激戦を繰り広げており、9.9元ショップだの、9.8元ショップだのが軒を連ねている。隣が下げればこちらも下げるといった具合で0.1元の戦いを繰り広げている。

今はやりの10元ショップ

そちらが10元ならうちは9.5元だ。

うちは9.9元でうるよ。このように、激烈な市場主義なのだ。では、これらの10元ショップの商品はどこから来るのだろうか?

 

10元ショップの中で売られている商品は、まさに日本の100円ショップで販売されているような商品で、恐らくは義鳥あたりから流れてきたものではないかと思う。この義鳥という場所は上海の南に位置する浙江省にあり、中国新幹線で上海南駅から2時間30分くらいの場所だ。

じつは、ヤフオクに出店されている小物や日本の100円ショップで販売されている物品もこの場所から多く流れているので、源流としては同じである。さて、この義鳥という場所、筆者も行ったことが有るのですが、とにかく広大という印象の場所だ。世界最大ともいわれる卸売り市場の街で、約4万店の店があると言われているのだから当然かもしれない。

街の印象は、中国のアラブ人街でホテルでは普通にアルジャジーラが見れたりしました。中国でこれほどアラブの人を見たのは初めてです。町にはたくさんのアラブ料理店も存在していました。
 

義鳥の卸売市場

 

こんな具合で、大量の品物が展示されている。

 

帰りは、新幹線の切符が取れなかったので、特急で帰ることにした。途中車内では車掌が車内実演販売をやっていた。LEDライトであるとか、靴にいれるマッサージパックであるとかそんなものである。