中国インターネット事情

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中国 ソーシャルゲームのユーザー動向。市場が大きいのでこの分野の中国メーカは強い?

CNNICの発表した《2010年中国ウェブゲームの調査報告》によると、2010年4月時点での中国のソーシャルゲームのユーザー数は9209万人に達していて全体ウェブゲームのユーザー数の77.1%を占めている。

1、ウェブゲームのユーザーの月収構造
           大規模なウェブゲーム  ソーシャルゲーム
8000元以上      2.8%        2.6%
5001-8000元     4.8%       3.6%
3001-5000元     12.6%       12.2%
2001-3000元     16.7%       20.7%
1001-2000元     18.2%       25.1%
1000元以下      1.0%        3.0%
501-1000元      4.8%        5.4%
500元および以下   7.3%        4.1%
収入がない      31.8%       23.2%


2、ユーザーのソーシャルゲームの費用の状況(毎月)
501元以上  0.5%
201-500元  3.2%
101-200元  5.9%
51-100元  10.2%
11-50元  43.9%
10元以下  36.4%


3、ユーザーがソーシャルゲームを使う場所
家  88.7%
友達の家  48.3%
携帯電話でゲームをプレイする  39.0%
会社  34.2%
学校  19.8%
ネットカフェ  13.4%


4、ユーザーがソーシャルゲームをプレイした期間
半年以下  9.9%
半年-1年  14.2%
1-2年  22.5%
2-3年  13.2%
3年以上  40.2%

世界的に人気のソーシャルゲームだが、中国もその例に漏れない。日本にも中国のソーシャルゲームが輸出されていたりする。

開心網やQQで見かける、野菜盗みゲームがそれだ。バーチャルな畑を耕してできた野菜を友達同士で盗みあうゲームだが、ミクシイにも同じものがある。

このあたり、中国人の創造性が発揮されている分野ではないだろうか。何せ、参加人数が日本とはけた外れなので、信頼性が高いし、この分野の競争が激しいので次々に新しいゲームが投入されてくる。

ソーシャルゲームなら中国製という時代がそこまで来ているのかもしれない。