中国インターネット事情

ITを中心に中国の事 もろもろ

タオバオの検索アルゴリズム変更で抗議活動。一部店舗ではアクセスが10分の1に

7月13日、300人以上の淘宝網の売り手は杭州に集中して、淘宝網のランキングアルゴリズムの調整を抗議して元のアルゴリズムに戻すように淘宝網に要求した。

同時に、インターネットで「淘宝店主联合委员会」(淘宝網ショップの所有者の連合委員会)が署名した抗議書が広がっている。その抗議書によると、淘宝網ショップの経営者は淘宝網に元のアルゴリズムに戻すことを要求。規則を変更する前に売り手側とコンミュニケションを行うことが必要だと指摘した。

いくつかの淘宝網の売り手によると、7月8日に淘宝網が検索のランキングアルゴリズムを調整した後、多くのショップの人気は急に下がって、トラフィック量が落ちた。一部のショップのトラフィック量は以前の10分の1になって商売は厳しい経営状況に陥ったという。

7月8日、淘宝網は検索アルゴリズムを調整することを宣言した。消費者に対する商品に対する説明、売り手の総合評価、売り手のサービスの質などの内容を計算して、検索結果のランキング順位を調整した。商品の入荷時間以外、キーワードマッチ、関連度、ショップの信用度などなどの要素は検索ランキングの主要な判断根拠になる。検索アルゴリズムの調整はサービスの質を向上されたので、中小売り手にとっては有利だと淘宝網は表明している。しかし売り手の話によると、実際には、検索ランキングの順位は売り手が淘宝網に支払う費用と関連していて、検索規則の調整はおそらく淘宝網が売り手から料金を徴収する手段だと考えているという。

新しいランキング規則によると、売り手のサービスの質がランキングに与える影響が大幅に増加するという。売り手の規則違反程度、返金回数と割合、苦情回数などの記録は、直接的にランキング順位に影響を与える。同時に不正行為も売り手のサービス質の要因として記録に保存されるという。