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中国 共同購入サイトが人気を集める。定価の3割4割は当たり前! 「引き」ではない

9月13日、iResearchコンサルティングは「中国网络团购市场研究报告」(中国共同購入市場研究報告書)を発表した。報告書によると、2010年7月、中国共同購入サイト毎週のアクセスユーザー数は増え続けているという。7月全体のアクセスユーザーの規模は4625.8万人に達している。すべてのウェブサイトのアクセスユーザーの12.4%を占めて、ショッピングサイトのアクセス数の19.3% を占めた。

現在、インターネット利用者は、ますますインターネットから生活サービスの情報を得ている。また、ネットショッピング市場やSNSの発展も共同購入を推進しており中国の現在インターネット環境は、共同購入の発展には有利だという。中国共同購入サイトのユーザーは大体若者で、女性の割合が少し高い。一般的なショッピングサイトと比較して、共同購入サイトのユーザーはよりオフィスで働くホワイトカラーや学生に集中している。

サイトへのアプローチ方法だが、オンライングループショッピングのユーザーの約70%は直接或いはサーチエンジン等から共同購入サイトにアクセスする。約20%のユーザーは電子メールの情報を通じてアクセスする。また、約10%は共同購入情報案内サイトからアクセスする。

ユーザーが共同購入情報に対する関心度については、週1-2回で共同購入サイトにアクセスするユーザーが最も多くて45.6%。ほとんど毎日共同購入サイトにアクセスするユーザーも32.8%居るという。

やはり日本製品もEMS等で個別販売するのではなく海コン(40ftとか)単位で勝負(共同購入サイトでまとめて売る。)したほうが勝機があるのではないだろうか? 物流を考えれば当たり前の話だが、意外とEMSも人気があるようだ。

とはいってもこの共同購入サイト過当競争でほとんど赤字に近い状態なのでは? という価格が並んでいる。出品者も話題づくり先行といった目的だと思われる。

買う方にとっては、そんな赤字価格が魅力なのだが。。。映画のチケット、iPhone4からベンツ(始まって3時間25分で完売)まで売っていました。物によっては定価の3割以下。