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中国のホリエモンは国策捜査にあっても、まだ経営権掌握を目指す。でも、失敗。

9月28日、注目される「国美電器」特別株主大会の投票結果が出た。国美の経営権権争奪戦で、黄光裕は3%の差で失敗した。

国美電器の大株主兼創始者の黄光裕と理事会の会長陳暁の間で経営権の争いはすでに2ヶ月続けていた。28日に香港で開催された特別株主大会で、300人近くの株主が参加した。投票に参加した全体の株主は国美の株権の70%以上を占める。陳暁の側は51.89%の投票率で勝った。

陳暁は留任したら、「株主利益最大化」の原則に基づいて国美を運営すると述べた。今回の多くの人の予想外の陳暁の勝利は、主に大部分のファンドのサポートを獲得したためだという。

黄光裕が提出した5項の議案の中、国美の株式の分配、発行、売却、権を取り消すという議案だけは承認された。その決議により、黄光裕家族は自分の大株主地位の株式の希薄化に対する心配が無くなった。今、黄光裕家族はまだ30%以上の株式を持っていて、依然として国美の最大の株主だという。

この企業内紛事件は結果が出たが、一連の問題は最終的に解決されていないという。


国美とは中国最大の家電量販店で、そちらこちらに店舗を構えています。中国のヤマダ電器のような感じでしょうか。その創業者は貧しい農村から成功を勝ち取った立志伝中の人物です。しかし、数年前に逮捕され懲役刑を言い渡されています。罪状は賄賂やインサイダー取引等でした。

年はホリエモンと同世代くらいでしょうか。

共に見せしめで逮捕されたという感じもしますが、国美の場合はより顕著に国策捜査が行われたということを認識をしておく必要がありそうです。