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世界最大のEMS企業「富士康」(Foxconn)は10月1日から賃上げ

世界最大のEMS企業「富士康」(Foxconn)は10月1日から従業員の給料を全面的に改定するする。生産ラインの一般労働者の基本給を2000元に増やすという。

情報によると、富士康は深セン工場の審査に合格した従業員に対して、給料を2000元に調整する。また、大陸地区の従業員の給料は現地政府の規定の最低賃金基準に基づいて、400元以上を増やす。

40万人以上の従業員を持つ富士康深セン工場は約85%の労働者の基本給が大幅に上昇する。今回全面的な給料調整により、深セン工場生産ラインの一般労働者の基本的な給料は現地の最低賃金基準より約1000元高くなる。

また、今回全面的な給料調整により、富士康の労働者の安定性が大幅に高まるという。調査によると一般労働者が会社を辞める意識は大幅に下がったという。給料調整は従業員の離職によるコストを削減し、比較的安定した生産環境を構築できる。

この前、富士康は従業員の福祉に対して関心が足りないと批判されたが、その点について、富士康はすでに従業員の居住施設、飲食、レジャーなどの方面の改善を推進していると富士康の責任者が述べた。