中国インターネット事情

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Skypeは要Android2.1。有るのはG1(1.6)。これを無理やり2.2にアップでSkype使う

世界初のアンドロイド携帯と言われたHTC G1 Dreamも既に過去の物となりつつある。
公式には1.6止まりで、残念ながら2.1とか2.2と言った現在主流のOSは提供してもらえないようだ。
http://developer.htc.com/adp.html

しかし、ついこないだ発表されたAndroidスカイプは要2.1以上とのこと。このままでは動かない。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1010/06/news016.html

かと言って新しい端末を買うほどの余裕もない。
そこで、無理矢理HTC G1にカスタムromを入れてみることにした。しかも最新OSAndroid2.2を。


中国で買った携帯なので、すでにroot化はされていたがリカバリーモードがデフォルトだったのでそこの更新から始める。
なお、ここに書いてあることを行うと携帯電話が壊れる(置物になる)場合もあるので、やる場合は自己責任で。

①標準リカバリーモードをroot化によるファイル(recovery-RA-sapphire-v1.5.2.img)置き換えで変更する。この過程で、「flash_image」が必要なのだが、これがない。
ver1.5の/system/binにflash_imageがあるので、これを使う。

adb shell
$ su
# mount -o remount,rw /dev/block/mtdblock3 /system
# cp /sdcard/flash_image /system/xbin/flash_image
# mount -o remount,ro /dev/block/mtdblock3 /system
こんな感じでやると、cpがないと怒られるのでcpの代わりにcatで代用する。


# cat /sdcard/flash_image > /system/xbin/flash_image
これで、flash_imageコマンドが使えるはずなので、

$ su
# flash_image recovery /sdcard/recovery-RA-sapphire-v1.5.2.img
これで、リカバリーモードの変更ができたはず。端末をリブートして、
ホームボタンを押しながら起動ボタンをおし、リカバリーモードを立ち上げる。
Flash zip from adcard」があれば成功。
このリカバリーモードの変更が一番面倒。ただ、G3等ではこの手順は不要?

②DangerSPLを入れて、OSバージョンアップの準備をする。(「Flash zip from adcard」で、簡単にインストールできます)
Wipeを行った上で、ファイルを選択して適応するだけ。

③好きなカスタムロムを入れる。(「Flash zip from adcard」で簡単にインストールできます)
Wipeを行った上で、ファイルを選択して適応するだけ。

起動に暫く時間がかかるが、立ち上がると確かに2.2になっている。
現在のG1用のカスタムrom2.2は、GPSやカメラ、無線LANなどは何の問題もなく動作しているようで、普通に利用することができた。
Google関連アプリも、アンドロイドマーケットを含め普通に利用することができる。
さすがに、ライブ壁紙などは辛いものがある。

ここで、2.2となったHTC G1にいくつか最新アプリを入れてみた。
2.Xならではといったものを選択。

1.アトビフラッシュプレーヤー
インストールは可能だが、フラッシュのあるページを閲覧するとブラウザごとクラッシュ。

2.Google earth
インストール不可

3.Skype
インストールOK。使用OK。

取りあえず、スカイプはOKで音声通話もすることができた。ただ、完全に常駐できないのはG1だから? それともソフトの仕様なんだろうか。