中国インターネット事情

ITを中心に中国の事 もろもろ

360とテンセントの戦い。ついに政府介入で収束へ。QQvs360

ユーザーへのサービスを一方的に中断したため、正常な業務使用(QQを業務に使っている中国企業は多い)に影響し、ユーザーの不満を引き起こして社会に悪い影響をもたらした。その紛争に対して、11月21日、工業情報化部は《关于批评北京奇虎科技有限公司和深圳市腾讯计算机系统有限公司的通报》(奇虎360とテンセントに対する批判の通報)を発表した。

両社はユーザーの合法的権利を棄損するすべての行為及び、お互いの攻撃を停止し、関連しているソフトの互換性と正常使用を確保し、同時にお互いに対話と協議を強化して、法律の規定に厳格に従い、ビジネス経営での問題を解決する必要があると工業情報化部に要求された。また、両社は5営業日以内で社会に公開謝罪をして、ユーザーに対して妥当な善後処置を取り扱うように命令された。

次に、工業情報化部は関連部門と共同で、法律に基いて、両社による関係法律違反の疑いのある行為に対して調査を行うという。

昨日の夜、テンセントと360は工業情報化部の批判を受けてそれぞれに謝罪声明を発表した。紛争事件で影響を受けたすべてのユーザーに謝ると表明した。また、テンセントと360ソフト及びウェブサイトはすでに完全に同時利用が可能だという。

しかし、あやしげなソフト同士の訳のわからない戦いであったが、さすが中国というところか。周りに居る競合他社には笑いが止まらない話であったろうが。