中国も日本に続いて人口崩壊? しかし中国版団塊ジュニアの子登場か?

確かに80後(80年代生まれ)とか90後(90年代生まれ)あたりの中国版団塊ジュニアが結婚すれば子供がどんどん生まれることになります。
それによって、中国のベビー産業も潤うことは間違いありません。

さて、日本の団塊ジュニアの子ってどうなったのでしょうか? ブームらしいものは何も無く既に時期を過ぎてしまっている状態ではないでしょうか。
ジュニア達も出産に適した年齢ではもはや無いでしょう。取り返しのつかない状態です。日本は高齢者国となることが決定しているわけです。
つまり、今後数十年はどんな政権がどんな政策を行おうと浮かび上がれたない底なし沼に嵌ってしまっています。

中国はどうなるのでしょうか? 地方を歩けば「子供は一人が幸せになれる」というスローガンがあちらこちらに書いてあります。恐らくはみんな子供を作りたいのでしょう。
気になるのはもう一つのスローガン「男でも女でも同じ」というものでこれも地方でよく見かけます。男女比は相当歪んでいるのでしょうね。これも問題ですが、そもそも一人っ子政策ですから強制的に出生率を下げているわけです。
では、一人っ子政策を止めれば出生率は回復すうるのでしょうか? じつは地方は過疎化が進んでいます。日本がそうであったように若者はみな都会へ出てゆくわけです。

若者が出てゆく都市部では日本と同じように価値観の変化や経済的理由によって出生率が低下しています。
都市部の少子高齢化は、かの地のホワイトカラー層ではすでに認識されており、例えば年金制度がある上海で知り合いの若い上海人は「年金なんか将来は貰えないのだから制度を廃止してくれ」と日本人とまったく同じことを言っていました。
中国は景気がいいのだろと思われがちですが中国も日本と同様の問題を抱えていて、若者はあまり良い場所に就職できない状況になっています。
経済的に困窮した蟻族「氷河期世代」が多数生まれて社会問題になっているわけです。

都市も地方も昔のようにどんどん子供を産むことは、もはや考えられません。現在の流れの中で中国団塊ジュニア層が出産適齢期に入るという日本と同じ状況に突入しつつあると言えるでしょう。
つまり、中国のベビー産業は有望ですが、それと中国の将来を支える絶対数という部分とは、別の問題ということになります。

しかし、様々な問題があるものの、前提条件が大きく異なるので日本と同じ状況になっても日本のように底なし沼に嵌るとは限らないのではないでしょうか?

・日本のような過剰な医療制度が殆どないので、医療費が財政を圧迫しない。
・日本のように若者から高齢者への過剰な所得移転がない。
ぶっちゃけ平均寿命が短い。
・機械化を進める余地があらゆる産業にある。

アメリカなど医療制度問題でティーパーティが盛り上がっているが、中国の場合はこのあたりはリバタリアンが喜びそうなモノになっている。
中国は夜警国家的な部分があり、今後、意外とうまく適当に回ってゆくのかもしれない。中国だし。