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京東商城vs当当網の価格競争に政府が介入。競争は書籍分野以外へ転戦

書籍分野から広がっている価格競争は新聞出版総署の関心を引き起こした。京東商城CEO劉強東のマイクロブログによると、12月21日に新聞出版総署は京東商城、当当網と接触したという。新聞出版総署は公式に態度を表明していないが、業界の秩序を乱さないようにと述べたという。

書籍分野での価格戦争は一時休止しているが、京東商城と当当網の競争が続いている。先週行ったデジタル3C販売促進活動に続いて、当当網はまた12月24日から大規模なデジタル3C製品の販売促進キャンペーンを始めた。

12月23日、京東商城は200軒近くのブランドやサプライヤーと総額200億元を上回る仕入れ契約を締結した。それと同時に、京東商城は再び大規模な資金調達を獲得したと劉強東が表明した。現在受け取ったのは3億ドルを超え、来年3月の前に全部受け取る予定だという。全部で総額5億ドル以上になる。資金を注入する会社はWal-Mart、及び大規模なインターネット企業などを含むという。

劉強東によると、京東商城の2009年の売上高は約40億元で、2010年は100億元を突破する。また、2011年の売上高は約240億元〜260億元に達すると予測されている。

12月23日、京東商城は共同購入プラットフォーム(tuan.360buy.com)を始めた。業界の予測と違って、京東商城の共同購入業務は家電製品に触れていない。他の共同購入サイトと同じように消費サービス類製品を主とする。現在、京東商城が提供する共同購入サービスは主にレストラン、娯楽・レジャー活動及び京東商城の商品ではない実物の製品を含む。
なお、春節(旧正月)後に京東商城の販売している商品の共同購入サービスは提供されるという。