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京東商城 品牌直銷を開始。先行する淘宝網との出店企業争奪戦激化

京東商城は12月30日に「品牌直销」チャンネルを開始した。これは京東商城のオープンプラットフォーム戦略が始まったことを意味する。

現在はすでに500以上のブランドと約10万種の製品をこのプラットフォームで販売している。京東商城は2011年3月からこのオープンプラットフォームに対して大規模な企業誘致を行う予定であるという。

京東商城のオープンプラットフォームに入ったショップは、倉庫、配送、顧客サービス、アフターサービス、返品など一連のシステムを利用して、より便利なショッピング体験を消費者に提供することができる。
また、システム構築のためのコストを減らすこともできるとしている。

京東商城によると、一部のブランドは淘宝網でのネットショップを閉店し、全力で京東商城でネット販売を行うと表明しているという。つまり、京東商城のオープンプラットフォームへの進出は、淘宝商城等との全面競争が始まったことを意味する。
企業誘致の対象は同じで、ブランド及びその代理店である。今後、京東商城、淘宝商城、乐酷天、当当網などの間で激しい戦いが起こると予想されている。