中国インターネット事情

ITを中心に中国の事 もろもろ

ネットベビー用品販売の「紅孩子」米国上場へ。総合型B2Cサイトへ戦略の転換

B2Cネットショッピングモール「紅孩子」(www.redbaby.com.cn)は母子用品(ベビー用品)業務と百貨業務を正式に分離させたとCEO徐沛欣がマイクロブログで発表した。
今後、百貨業務はドメイン名「www.binggo.com」を使って、新しいブランド「缤购」で運営する。

これから、「红孩子」は母子用品業務に集中し、「缤购」は化粧品、食品、保健用製品、家庭用品などの総合業務に集中するのだという。また、前に「红孩子」の投資家によると、「红孩子」は今年に米国で上場すると計画している。

「红孩子」は2004年に創立された。最初はカタログ販売のビジネスモデルで有名なブランドの母子用品を販売していて、後は徐々に「刊+網」(カタログとネットを結合する)販売モデルを形成した。
独特のマーケティング戦略により、「红孩子」は2006年に母子用品の売上高が北京市場で一位になった。2008年、「红孩子」は新しいB2CプラットフォームRedmall(www.redmall.com.cn)を開設。
主に男性の消費者をターゲットとして、3Cデジタル、コンピュータ・オフィス用品などの製品を提供する。

2010年、「红孩子」は華南のカタログ販売事業を取り消し、インターネット事業部門に統合。それは会社の「ネットを中心とした」戦略調整の一部だという。他の地域もこのモデルに基づいて調整されると予測されている。
アナリストによれば、カタログマーケティング事業の減少とサイトのマーケティング事業の拡大は「红孩子」のマーケティングのコストを効果的に削減することができるだろうと予測している。
また、「红孩子」が新しいプラットフォーム「缤购」で百貨事業を運営するのは、母子用品から脱却し、今後は総合B2Cへの転身を図るためだと思われる。


ベビー用品事業販売会社が米国上場、さらには総合B2Cへの転身と。あらゆる物の消費が拡大する中国では、これが出来る土壌があると言う事なのだろう。日本の状態ではありえない話だ。