中国インターネット事情

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中国で追いつめられるGoogle。全てシナリオ通りで当たり前

最近、税務部門の税務検査では、Googleの中国子会社の「咕果信息技术(上海)有限公司」、「上海构寻广告公司」と「谷歌信息技术(中国)有限公司」に脱税行為があることがわかった。
脱税額は4000万元を超え、税務機関は法律に基づいてこの3つの会社を取り締まったとしている。

また、3月30日、中国の有名なオンラインコミュニティ「天涯社区」は去年末にすでにGoogleから株式の買戻しを完了したと発表した。
これはGoogleと天涯の提携関係が終わったことを意味する。
これは華東7つの代理店との紛争事件、シーナがGoogle検索を放棄したことに続いて、また1つの中国パートナーがGoogleから離れたことになる。
Googleの中国戦略は行き詰まりを見せている。

まあ、当たり前にこうなる。当然Googleも予測はしていただろうし、彼らからすれば「中国市場に一遍の悔いなし」なのかもしれない。
しかし、置いて行かれたユーザーとしては香港にあるGoogle検索が数回に1度はブロックされてストレスがたまる。

逆に言えば、そんな使いにくいサーチエンジンがまだ一定のシェアを保っているのは、ライバル百度の結果がまるで駄目という事に他ならないだろう。
つまり、順位を販売する事業があるから検索結果が今一つだということ。