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「支付宝」問題でYahooとアリババは共同声明を発表


5月11日、Yahooはアリババグループが「支付宝」(alipay)の所有権を馬雲の別の中国内資の持株会社「浙江阿里巴巴电子商务有限公司」に移したという声明を発表した。
所有権の移転の目的はアリペイの支払いライセンスを取得するためである。

その後、アリペイの所有権の変更は理事会と株主の承認を獲得していないとYahooが述べた。Yahooはまだアリババグループの株式の43%及び取締役会に1つの席を持っている。
しかし、アリペイの株式変更は去年8月にすでに完了したが、Yahooは今年の3月31日にその通知を受けたという。
その情報の影響を受けYahooが持っているアリババの株式の価値が棄損する心配があるため、Yahooの株価が大きく下がった。

それに対して、アリババグループ取締役会は2009年にすでにアリペイの株式変更の関連事項を確認したとアリババが表明した。
アリペイの再編は中国人民銀行中央銀行)が発表した《非金融机构支付服务管理办法》(非金融機関の決済サービスに関する管理弁法)による外資規制に従った結果だと表明している。

また、5月16日、Yahooとアリババは共同声明を発表しアリペイ関連問題を解決するように努力すると表明した。


株を持っているだけの外国の会社は、どうこう言っても最後にはいいようにやられるのでしょう。政府も様々な規制を作って外資を縛り上げ後方支援に余念がない。
欧米的には株もってりゃ強いのだろうけど、そんな常識は欧米だけのもので、日本ですら通用しないのに中国では推して知るべきだろう。空気読んどけといいたい。
アリババの株に頼り過ぎのYahoo自体が、今やどうでもいい会社になってますから。
bingなんて採用している時点で……。中国でもbing(病)だから変な名前と思われてますけど。