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京東商城 再び書籍価格戦争に関する紛争に巻き込まれる

京東商城は5月16日に児童書籍に対して4割の販売促進広告を出した。その事は一部の児童出版社の強烈な不満を引き起こした。「中国少年儿童新闻出版总社」、「接力出版社」を代表とする全国24軒の児童出版社は京東商城が低価格で書籍を販売することを抗議するために、共同声明を発表した。
京東商城が原価より低い価格で児童書籍を販売する行為は関連する出版社の合法的な権益を侵害し、不正競争行為を構成したと指摘した。

 

しかし、京東商城のCEO劉強東は、最も嫌い単語は「封殺」で、これらの児童出版社の書籍を永遠に4割にするとマイクロブログで強硬に答えた。

また、京東商城は4割の価格で児童書籍を販売しても10%の利潤があると劉強東が述べた。京東商城は市場秩序を攪乱するつもりがない、真の目的は独占を打破することだと劉強東が表明した。

京東商城が誘発したネット事業者と出版社の間の矛盾がますます激化している。京東商城は24軒の児童出版社の共同声明を無視し、4割のキャンペーン活動を継続している。
その後、当当網と卓越Amazonもそれぞれに3.9割と5.5割の低価格でキャンペーン活動を開始した。

京東商城が直ちに低価格活動を中止しないと、これらの出版社は共同で訴訟を起こすと出版社側は5月23日に表明した。


京東商城が仕掛けて、当当網と卓越Amazonが追随するって、去年の暮と同じパターンだ。
しかし、これだけやる京東は大したものだ。