中国インターネット事情

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医師向け情報サイト「ケアネット」新華通信・中国電信系の会社と組んで中国進出

日本の医師向け情報サイトを運営するケアネット(2150) が中国へ進出。
中国の医薬品市場は年率約16%の高成長を遂げており、2009年時点で1,800億RMB(2兆3000億円JPY)の市場規模で世界第5位。2011年には世界第3位に達すると予測されているという。
となれば、医師に医薬品を紹介するMRが大量に必要になるわけで、彼らをいかに効率よく利用するかは、中国に於いても医薬品メーカにとって重要な課題だろう。

日本には、ネットを利用して医師に医薬品情報を提供しMRを支援するIT企業が2社あって、そのうちの一つが今回中国進出したケアネットである。
高成長を続ける中国の医薬品市場でも、MRの仕事を最適化する医師向け情報サービスを構築する形になると思われる。
現在までに様々な日本のネット企業(楽天やミクシイ等)が中国へ進出しているが、一般的なSNSECサイトとは違った展開もあるのかもしれない。

スキームは、香港に会社を作り、そこが中国本土(上海)に子会社を設立。
その子会社が、上海新华电信网络信息有限公司という中国電信(中国版NTT)と新華通信の合弁会社と提携して事業を行うとのこと。IRに2011年5月24日の取締役会で決定とある。