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百度 中国の旅行サイト「去哪儿網」の最大株主へ。3.06億ドルを投入

中国国内の旅行業界が急成長しているので、オンライン旅行は国内インターネット業界で最もホットな分野となっている。
先月テンセントが8440万ドルで「芸龍網」16%の株式を取得してその第2位株主になった後に続いて、6月24日には百度が3.06億ドル投資して「去哪儿網」の最大株主になる予定だと発表した。

双方が達成した戦略的提携協定によると、この取引は2011年の第三四半期に完了する予定である。今回の投資はインターネットオンライン旅行分野での最大規模の戦略的な投資で、百度の投資歴史上でも最大の戦略投資である。

投資を獲得した後も去哪儿網は独立した運営を維持し、既存の戦略的方向を継続する予定であるが、特に投資資金を利用して、ホテル、ホテル共同購入及びホテルのオンラインマーケティングを強化するという。

この大規模な取引が行われた主な理由は急成長している旅行市場、及び検索での去哪儿網と百度の相互補完的な関係である。
百度CFO李昕晢によると、旅行は百度の情報サービスの重要な分野であり、中国の旅行消費者の数は毎年急速に増えている。
去哪儿網への投資を通じて、百度はユーザーにより良い旅行情報検索を提供するのだとしている。

中国は確かに旅行ブームで、人気のある観光地は人が溢れている。しかし、観光開発された施設には明らかにゴーストタウンっぽいところも存在している。
日本にも、バブルで出来た変な観光施設がゴーストタウン化することが多々あったが、中国でも人気のない施設はこのパターンだろう。
夕張とかと同じように、後で問題になるのかもしれない。