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一年後には「搜狗」がGoogleを抜き、中国第2位のサーチエンジンになるとの予測

最近、IResearchは最新の検索エンジン市場のモニタリング報告書を発表した。
2011年第二四半期、中国のウェブ検索回数は初めて700億回を突破し、730.3億回に達した。前年同期比23.6%増、前四半期比12.1%増で、強い伸びを示した。
IResearchの分析では、ユーザーは検索エンジンを通じて情報を深く調べる習慣を確立した。これはウェブ検索回数の増加を促進する。

データによると、百度の検索回数は着実に増加している。搜狗(Sogou)の成長が最も目立ち、初めて検索回数のトップ3に入った。
第二四半期、搜狗のウェブ検索回数は29.3億回に達しており、前四半期比89.0%増、前年同期比192.9%増で、成長率は第1位だった。
搜狗の急成長には2つの原因がある。
まず、搜狗の入力ソフトとブラウザが搜狗の検索トラフィックの成長に大きく貢献している。次に、インターネットユーザーのネットショッピングの検索要求が急速に増えている。
搜狗検索エンジン淘宝網などのショッピングサイトの情報を簡単に検索できる(現在、百度では淘宝網の商品情報を検索できない)。これが搜狗の市場のパフォーマンスを効果的に向上させた。
ユーザーが検索に対する需要がますます差別化になるにつれて、未来の検索エンジンが多方面のニーズを満たすためには、検索とバーティカル検索をよく統合する必要がある。
搜狗はマップ、ショッピング、音楽、画像など多くの領域で優位性を持っているので、搜狗検索はまだ大きな成長の余地がある。

市場シェアの面では、搜狗はすでにテンセントの搜搜(Soso)と明らかにひらきを広げ、第1グループに入ろうとしている。
ロイターの最近の報道によると、搜狗検索のトラフィックのシェアは1年後にGoogle中国を超えて、正式に中国の第2位の検索エンジンになることが予測されている。