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共同購入サイトのブームは去った? リストラや戦略変更が相次ぐ

最近、共同購入業界は動揺し続けている。
高朋、开心団、団宝などの共同購入サイトには次々にリストラに関する報道が出てきた。
団800の最近のサンプリングデータでは、約12%のローカル共同購入サイトが1ヶ月以上更新されなかった。
また、4%は改版、調整、メンテナンスなどの理由で、ビジネスを一時中止しているという。

同じように大規模なリストラの噂が流れている「窝窝団」は戦略を変えている。
CEO徐茂栋によると、会社の目標は生活サービスプロバイダのオンラインフラッグショップ のプラットフォームになることである。
共同購入は消費者を集めるツールだという。

情報によると、窝窝団の新しいプラットフォーム55.comは10月初め頃に登場する予定である。
現在のところ、既に多くのマーチャントを募集した。広州だけで既に300以上のマーチャントが加入した。

55.comは淘宝商城のような生活サービスプラットフォームに位置付けている可能性が大きいと言われている。
窝窝団の計画では、55tuan.comの共同購入業務は将来、消費者とマーチャントを55.comプラットフォームに導く布石だという。
さらに、各地の生活サービスプロバイダを集めて、商品の割引サービスを提供する予定もあるという。

同時に、窝窝団は既にSECにIPOの申請を提出しており、正式にIPOのプロセスに入ったという情報があった。
新しいプラットフォームは上場のための準備だと業界が推測している。

また、団800が発表した2011年8月中国共同購入統計報告書によると、窝窝团は1.71億元の売上高で拉手網の1.61億元と美団網の1.33億元を超え一位だという。

中国でも、段々と飽きられてきているのではないか? 共同購入サイト。
最初は物珍しさもあったが、冷静にみればただの販売サイトに過ぎないし。
結局は、価格に対して価値が高ければ売れるだろうけど。