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京東商城 現在の従業員数より多い2万人の人材募集

最近、京東商城は会社の発展のニーズを満たすために、2012年に2万人のEC人材を募集する予定だと発表した。
この人材募集計画が本当に実施されたら、中国のインターネット企業の最大規模の人材募集となる。

京東商城によると、今回の2万人募集計画は5000人の新卒大学生、1000人のソフトウェアエンジニア、及び1000人の関連する就業経験のある業界の人を含む。
また、インサイダーの紹介では、残りの1万3千人は主にアフターサービス、物流、倉庫などの基礎的な従業員である。
京東商城は既にサイトで一部の職位の求人広告を掲載している。現在のところ、京東商城のスタッフは約1万3千人である。
つまり、2012年の人材募集規模は既存のスタッフの規模を上回る。

来年はスタッフの規模を1万3千人から3万3千人に拡大することは、京東商城の人件費が大幅に増加することを意味する。
情報によると、現在京東商城の普通のスタッフの給料は約3000元~1万元程度である。
3000元の給料だけで計算すれば、2万人のスタッフを増やすと、年間人件費支出は少なくとも7.2億元が増えることになる。

業界では、京東商城今回の人材募集計画は宣伝のためではないかという疑う声もある。
それに対して、京東商城は今後3年間に50億~60億元を投資して物流を建設することを計画していると表明した。
物流システムをすべて完了するには、最終的に150億~200億元の資金と5年の時間が必要である。
それと同時に、従業員数を大幅に増やす計画だという。

会社の急速な拡大は京東商城がまだ黒字化していない主な原因だと劉強東は何回も述べたことがある。
ストレージと物流システムを建設しなければ、京東商城はとっくに黒字化を実現しているはずだという。