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「迅雷」のIPO計画頓挫。ギリシャ危機の影響等による市場悪化で

10月13日、サンダー「迅雷」のIPO計画は米証券取引委員会にIPO計画を取り消すための申請を提出した。主にヨーロッパの債務危機の悪化と米国経済の弱気による資本市場の不安定性を理由としている。

サンダーは今年6月に米SECにIPO申請を提出した。最大2億ドルの資金調達を行う予定だった。ナスダックで「XNET」を取引コードとして上場する予定だった。計画では、JPモルガンチェースドイツ銀行が引受銀行を務める。また、IPOの収入を技術、インフラ、製品開発、メディアコンテンツの買収などの方面に使用することを計画していた。

情報によると、サンダーの筆頭株主は27.5%の株式を持つ同社の共同創設者邹勝龍である。また、Googleがサンダーの2.8%の株式を保有している 。

あらゆるコンテンツがダウンロードできるこのサンダーには、プログラムの仕組みは違うものの中国版Winnyの称号を送りたいところだ。
それはそれとして、ギリシャ危機の影響が、じわじわと中国に流れ込むホットマネーに変調を与えていますね。