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ガリバー「淘宝商城」の混乱に乗じて ライバル会社動く

10月11日から始まった淘宝商城の内乱がエスカレートし続けている。数万人が集まって淘宝商城の大手のショップを攻撃し続けていた。
ここ数日間、淘宝商城と出店業者は多くの損失を受けている。
商務部もこの事件に重大な関心を寄せているという。
10月15日、商務部の関連責任者は、淘宝商城に各方面からの意見を十分に聞き、積極的な行動を取って、関連出店業者、特に中小業者の合理的な要求に答えてほしいと表明した。

一方、淘宝商城の内乱をきっかけに、QQ商城、盛大品聚網、当当網、京東商城などのライバルは次々に優遇政策を出して、出店業者を募集している。

10月13日、テンセントは出店業者を募集するための広告を出した。QQ商城の公告によれば、QQ商城は出店業者に対して技術サービス料金を取らず、2万元の保証金だけを取る。
それは淘宝商城の費用よりはるかに低い。業界筋によると、ある淘宝商城の業者がQQ商城に出店申請を出したら、僅か3日でQQ商城に出店できたという。

盛大品聚網も公告を発表し、11月1日前に商城に加入する業者に対して、3年間の技術サービス料金を無料にするなどの優遇政策を出した。

また、当当網も短期間以内にはプラットフォーム業者に対する料金基準を値上げしないと保証した。
毎月500元の管理費も、販売手数料の割合も変わらないという。

情報によると、淘宝商城の一部の業者は既に他のプラットフォームで出店しようとしている。
QQ商城、当当網、京東商城などのプラットフォームが移転先として考えられているという。