中国インターネット事情

ITを中心に中国の事 もろもろ

盛大網絡 米国での発行株式を買取り、上場をやめる計画

最近、盛大網絡(シャンダ)の最新公開情報によると、CEOの陳天橋は米国預託株式(ADS)1株あたり41.35ドルの現金で残りの31.6%の発行済み株式を買収し、盛大網絡を非公開化して上場廃止することを計画している。
計算すれば、合計7.35億ドルの資金が必要。必要な資金をJPモルガンチェースから借りるという。

これで盛大網絡は海外上場の中国インターネット企業の中で初めての公開株を買い戻そうとしている会社となった。
非公開化が完了したら、盛大網絡は国内で再IPOする可能性が大きいだと業界の人に推測されている。

今年以来「中国概念股」(China concept stock)は海外の株式市場でどん底に落ちたことに従って、将来はより多くの中国企業が公開株を買い戻すことで中国国内A株に戻るかもしれないと一部の専門家が考えている。

資金調達できないなら上場している意味は無い。それどころか、いろいろな制約や余計な経費がかかるのでやめたいというのが本音ではなかろうか。
日本のベンチャー企業が資金調達できない日本の株式市場に上場している理由も不明だ。
日本の場合ダラダラとやるが、中国の人の場合、ダメならさっさとやめるということかもしれないが。