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京東商城 独自物流網で一歩先を行く 全国カバー率72%を達成

CEO劉強東の発表によると、10月19日まで、京東商城の総注文件数は1億件を突破した。

最新のデータによると、京東商城は2800万人の登録ユーザーを持っている。
現在1日30万件の注文数で計算すれば、毎月約900万件の注文がある。
京東商城の予測では、来年の第3四半期に総注文件数が2億件を突破することが実現できる。
受注の年間注文数処理量の規模も億レベルに達すると予測される。

近年京東商城が構築していた独自の物流システムは重要な役割を果たしている。
現在のところ、京東商城は全国145の都市で独自の配達を実現し、自家物流の注文件数でのカバレッジは72%に達している。
計画では、来年は350の都市での独自の配達を実現する。
2014年までには500~800の都市をカバーし、自家物流のカバー率は注文件数の97%以上に達する計画だという。

京東商城が2007年から独自の物流システムを建設して以来、既に巨額の資金を投資した。
今年5月に京東商城はCラウンド15億ドルの資金調達を完了した。
この15億ドルはほぼすべて情報と物流システムの研究開発、建設プロジェクトに使用されると前に劉強東が述べた。

iResearchの統計報告によると、2011年第二四半期中国のオンラインショッピング市場全体の取引規模は1792億元で、対前年比100.9%増だった。
京東商城は32.5%の市場シェアで中国のB2C Eコマース市場をリードしている。
2013年中国のオンラインショッピング市場の規模は12.7兆元に達すると予測されている。
2010年から2013年まで、市場規模は約40%の年間成長率を維持していくと見られている。

また、京東商城は2011年の売上高が280億元~300億元に達すると予想している。
7年間の累積売上高は460億元を上回る見込みだという。

巨大物流企業ですね。こうなると。
ECというとサイトなどITの方ばかりに気を取られますが、ここ中国では返品対応など物流オペレーションこそが成功の鍵と言えるのでは。
そして、それをドンドン推し進めているのが京東という話になります。