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Weibo換金法 テンセントの微博E-コマース機能”微売場”登場

11月14日、騰訊の微博E-コマース機能「微売場」は正式にスタートし、ソーシャルマーケティング実践の第一歩を踏み出した。
中国国内の靴のショッピングサイト「好楽買」は最初のパートナーとして騰訊微博と提携し始めた。

「微売場」には「精選商品」と「転播降価」2つの項目がある。
「精選商品」項目には好楽買の商品情報が表示され、ユーザーは直接に購入することができる。
「転播降価」項目では、騰訊微博のユーザーが商品の情報をツイートすれば、商品が値下がりする。

http://t.qq.com/okokbuy?tab=shop&subTab=1&PTAG=20084.5.1

「微売場」は新しいタイプのソーシャルマーケティング方法である。
ユーザーのロイヤリティが高いため、微博ユーザーが商品の情報を転送したりコメントしたりすることで商品の取引量を高めることができると見られている。

騰訊微博は8月の初め頃に既にの企業レベルの微博マーケティング製品「微空間」をリリースした。
微博プラットフォーム、QQ空間、IM、ECなどのプラットフォームを連携させて企業にはCRMツールを提供しているといる。
現在のところまで、NIKE、Coca-Colaなどなど約100の企業が、既に騰訊の「微空間」製品を使って微博マーケティングの試みを行っている状態だ。

今回の「微売場」EC機能の登場で、騰訊のECプラットフォームと微支払(Micro Payments)プラットフォームを結合して、3.1億人居る騰訊微博ユーザーに対して、企業の微博マーケティングをより効果的にすることができるようになるという。


このテンセントの新しいEC機能は、見た目はツイッターグルーポンを組み合わせたようなサイトである。
手法としては、商品を安く売ってあげるから、その商品についてツイートをして下さいというものだ。販売数に制限があるもののツイートするほど価格が安くなってゆく。

■ルール
・販売数の制限がある。
・誰かが書きこんだら一律に0.1元下がる。
・スタートしたら、誰でも現在の価格で購入できる。
・最低は1元までいくが、その前に売切れたら、その時点の価格が最低価格。

価格が安くなるのは織り込みとして宣伝として商品を販売するやりかたから、ある程度の価格で販売する方法まで色々と使えそうである。
現在は書きこんだら一律に0.1元下がり、誰でも購入することができるが、将来的にはフォローアー数が多い人が書きこんで買うと安くなるとかフォローアー数本位の値引きが出て来るのではないだろうか。