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突っ込み能力に恵まれた中国女性と、某日系レストランにいってみた

それは上海の渋谷ともも秋葉原とも言われる某所にある日系の洋食レストランに行った時のこと。
一言、「場所が良いのに客が居ないね。絶対赤字でしょ」
確かにその通りで、他の店には行列ができている。

お勧めだったので注文したオニオンスープを飲んで一言。
「まずい。こんな甘いスープを出したら、中国人の客は逃げるよ」
まあ、日本人でもどうかと思う味だが。
「これがお勧めだなんて、どうかしている」
確かにその通り!

そしてまた赤字の話に戻り、
「今日は土曜の夜なのに、これしか客がいないなんて、ドンドン金が無くなるね」
「大きい日本のレストランだから、まあ大丈夫なんじゃない」と教える。

「え、ここ日式なの!? じゃあ、大失敗じゃない! アメリカとかそんなところのレストランかと思った!」
さらに続く「大体、この漢字のXXXって覚えにくいし、英語名のXXXも分かりにくい。しかも日式だと全く分からないね」
まあ、日本に居る時も、このレストランの名前は意味不明だと思っていたが、中国で指摘されるとは。

「大体、日式でこれだけ客が居ないなんて、総経理がダメなのよ!」
総経理は確かにダメそうだけど。なんで見ず知らずの中国人に突っ込まれなきゃならんのだ。

「そもそも顧客アンケートすら無いじゃない。ということは、永遠に不味いオニオンスープを出し続けるのよ」
たしかにアンケートが無いから不味いと指摘できない。

「中国へ進出してくる日本企業は、こういう基本的なことが出来てないのよ」
「基本の部分をちゃんとやらずになんで難しい事ばかり考えているのかしら?」
いや、難しいこと考えてないと給料が減るからじゃないかな? ん? 給料が高いから難しいことを考えている?

今度は店の従業員が、来た客を追い返し始めた。なんでも料理が作れないというのだ。
「客を追い返すって最悪じゃないの。この店 終わっているわ!」

どうでもいいが、この女性を総経理にしたほうが店が流行りそうだと思ったのは言うまでもない。