70年代かと思っていたら、80年代にタイムスリップしてた話

日本でのバブル経済の背景には、数が多い団塊世代の豊富な住宅需要があったという。
この説が正しいのかはいろいろと議論がありますが、団塊世代が結婚をして10年ぐらい頑張ってお金を貯めて、やっと家を買い始めた時期。
それがバブル経済の時期とちょうど同じだったというのだ。

じゃあ中国ではどうなっているのかと見ると、人口のピークが80年代後半生まれにあることが分かる。
オリンピックや万博といったイベント。そして高度経済成長。
そんなキーワードから、まだ中国が日本の70年代くらいだとすると、この世代はまさに中国の団塊世代ともいえる存在ではないだろうか。

70年代といったら団塊世代が結婚適齢期になっていたころで、中国でも同じように結婚ブームが起こっている。
実際テレビではお見合い番組が溢れ、ネットの結婚相談サイトは数千万単位の会員を集めている。

まだ70年代だとすると、これからまだまだ経済発展の予感を感じさせる時代である。
これから十数年後、中国版団塊世代の豊富な住宅需要によって景気が刺激されるはずなので今のところはまだ大丈夫。
そう考える事もできるのかもしれない。

団塊世代の豊富な住宅需要によってバブルが発生したとするならば、中国ではその時期が何時だという話になる。
中国版団塊世代は、いつごろ住宅を買うのだろうか。日本では結婚後10年位だったはずである。

答えは、今現在。
中国の風習として、結婚と同時に家を買うのが当然とされている。
しかし、若い世代にそれだけの貯蓄がある筈もなく、殆ど借金で購入する形をとる。

したがって中国版団塊世代の旺盛な住宅需要は、10年後ではなく今現在発生しており、日本のバブル時に流行った土地神話も中国では死語にはなっていないのだ。
中国は一見70年代かと思っていたら、実は80年代だったと言う訳である。

後に残されるのは急速な高齢化なので、もしかしたら、これからだとは思わない方が良いのかもしれない。