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中国 ネットショップの発展とともに発展する宅配便業界

11月22日の中国エクスプレスフォーラムで、国家郵政局局長馬軍勝の紹介によると、短い時間で、中国の宅配便市場は成長スピードの最も速い、発展潜在力の最も大きい新興市場に成長した。
市場規模は米国、日本に続く世界第3位である。

中国の宅配便業界はネットショッピングの発展と共に急速に規模を拡大してきた。
ネットショッピング市場はまだ初期段階にあるため、宅配便業界の将来の発展空間はもっと大きいだという。

馬軍勝の紹介では、「政企分離」の郵政体制の改革以来、宅配便業界は急速に発展してきた。
2007年以来、宅配便の業務量の平均年間成長率は27.23%に達し、毎日の平均処理量は2007年の300万件から今年の1300万件に増えた。

現時点では、宅配便業務の経営許可証を取得した企業は6800軒を超えている。世界トップ500の企業の中に5つの企業が中国の宅配便市場に参入している。
宅配便企業の運営管理能力と技術装備レベルは明らかに向上した。宅配便ネットワークは東部から西部へ、都市から近郊へ急速に拡大している。
営業拠点は64000箇所に達し、宅配便の従業員は70万人を超えている。

紹介によると、2010年中国のネット小売取引額は5231億元に達しており、社会消費財小売総額の3.3%を占めた。
今年の取引額は8000億元を超え、社会消費財小売総額の4%を占めると予測されている。
70%以上のネットショッピングは宅配便を使っており、ネットショッピングの宅配便は既に全体の宅配便業務量の半分以上を占めている。
宅配便事業は国民経済の活力の増強、消費需要の刺激、発展方法の転換、産業構造の最適化、配分効率の改善の中でますます重要な役割を果たしている。

また、馬軍勝の予測では、2015年までに、中国の宅配便業務の市場規模は1430億元に達し、年間処理量は61億件を超えるという。