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天猫(タオバオ商城) 薬のネット販売サイトを正式オープン

2月28日、天猫医薬館(yao.tmall.com)が正式にオープンした。現在のところ、天猫医薬館には深圳海王星辰大药房、上海复美大药房、北京金象大药房、杭州九州医药公司などを含む10軒以上の製薬企業が入っており、約2万種類の薬品がある。

天猫によると、国による薬のネット販売に対する厳しい規定があるため、天猫医薬館の運営も国の関連法律や規制に従わなければならない。
天猫は前に既に「互联网药品信息服务资格证」(インターネット医薬品情報サービス資格証)を取得した。
また、天猫医薬館に加入する薬局は公式サイトを持たなければならない。それと同時に、「互联网药品信息服务资格证」と「互联网药品交易服务资格证」(インターネット医薬品取引サービス資格証)を取得しなければならない。

天猫医薬館は医薬品の情報展示を提供する。薬の購入の取引は関連薬局の公式サイトへ飛んでから行われる。国の処方薬に対するネット販売禁止の規制により、天猫医薬館にある薬品情報は全部OTC薬である。

現在、天猫のホームページ(www.tmall.com)に医薬館の入り口がある。医薬館にある商品はOTC薬、保健品、医療器械などの種類を含む。

天猫医薬館の中の薬局の「旺旺」カスタマーサービスは薬局の薬剤師が担当して、オンラインコンサルティングサービスを提供する。
これはセルフメディケーションOTC薬市場の発展にも有利である。疾患を予防・治療するだけではなく、限られた医療資源をより有効に利用することができるとしている。