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テンセントQQ 間接的に実名化へ。QQ好友の本名が分かる

最近、テンセントQQには「QQ圈子」(QQサークル)という機能が登場した。
現在のところ、この機能はまだベータテスト中である。
この機能を利用すれば、QQユーザーは現実生活の中の関係に基づいて、友達や知人をサークルという単位で自動的に分類することができるという。
また、同じサークルに所属する人との対話を開始して人脈を広げることができる。

「QQ圈子」機能はユーザーのQQ友人、グループ友人、及び知り合いかもしれない人などを導入して、自動的にクラスメート、家族などのサークルに分ける。
また、友人とユーザーの間の共同友人数などの情報も表示される。
ユーザーは「QQ圈子」機能で友人を追加することができる。
この機能を利用して、ユーザーの社交サークルはどんどん広くなる。
更に、「QQ圈子」は自動的ユーザー情報を解析し友人の実名を割り当てることができる。

その仕組みはこんな感じではなかろうかと筆者は推測する。
QQには公開ユーザー名に対して、ユーザーが内部的に別の名前(内部名)を紐づけすることができるので、実はかなりの確率で実名が登録されている。
あるユーザーに30人のQQ友達が居るとすると、30通りの内部名が有る事になる。その中で最も多い名称を実名として自動表示するものと思われる。
そして、その実名が判明する精度は90%以上に達すると推定されているという。

これらの機能によって、QQの大部分のユーザーに対して、間接的な実名制が取り入れられることになると思われる。
今のところ、この機能の具体的な公開日時はまだ明らかにされていない。