中国インターネット事情

ITを中心に中国の事 もろもろ

新型「iPad」4G日本版に中国のsim入れたらどう? 実験

商標問題が長引く中、新型iPadの中国国内での発売が不透明な情勢となっている。
もちろん、華僑ネットワークを通じて香港版などが、タオバオ等で大量に販売されている状態だ。
例えば、32Gで4G対応版のiPadは5,600元=75,600円程度で販売されている。

これを買っても良かったのだが、日本に居たので何故かソフトバンクで売られている日本版を買ってしまった。
ついつい在庫ありますという看板に釣られてしまったのだ。iPad発売3日後だったと思う。

32Gでもちろん4G対応! 価格は本体61,680円(一括払い)+事務手数料が3150円で64830円。
どうせ日本に居ない場合も多いのでプランはプリペイドプランを選択。
http://mb.softbank.jp/mb/ipad/price_plan/prepaid/
このプラン、iPad購入後30日以内にプリペイド契約をしないと自動的に解約になるようだ。
例えば、本当は無線LAN版で良いのだがGPS機能だけは欲しい人も良いかもしれない。単に契約しなければ良いのだ。
解約になっても気が向いたら後から再契約もできるようなので、海外組にとってもなかなか利用価値が高い。

別のスマートフォンを持っていて、それほど通信をしないのならば日本に居ても十分検討に値するプランだと思う。
但し、ソフトバンクショップではこのプランを進めてこないので自分で言う必要あり。

さて、simロックがかかっていると言われるこのソフトバンク版新型iPad。これに中国聯通のカードを刺してみることにする。
中国にはもう一つ中国移動という携帯キャリアがあるが、こちらは独自の通信規格なので、3G通信は海外の携帯には対応できない。
したがって中国聯通を選択する必要がある。

さらに、iPadマイクロsimと言って通常のsimより小さいものなのでこれを用意する必要がある。
そこは、さすがは中国。力技で解決。単に大きいsimをぶった切ればよいという発想だ。
専用のぶった切りハサミでバシ! と一閃。普通のsimがあっという間にマイクロsimに!

こいつを日本から持ってきたiPadに入れてみると。ちゃんと認識する。
simロックはどうした? どうもこのsimロックは……ソフトバンクのライバル会社である日本のキャリア(つまりドコモとか)のsimだけ非対応であるようだ。
従って、海外simは全く問題なく動作する。
※海外simが使えるのは、公式にアナウンスされていたと思う。

こうして、中国でもモバイル通信で新型iPadができるようになった。
めでたし…めでたし。