中国インターネット事情

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中国の電脳房 ホテルにPCが置いてある部屋

中国のホテルにはPCが置いてあるものも多い。
デスクトップ型の古いPCだが、QQ等に使えるようにマイク等も完備している。
湖南のホテルにて、このような部屋に当たった。

ちょうど、iPadしか持っていなかったので、このPCをちょっと使ってみようと電源を入れた。
WindowsXPである。普通に立ち上がり、デスクトップが表示される。
背景には、このPCには重要な情報を入れないで下さいと書いてあった。

早速、操作してみると何かがおかしい。
ブラウザを立ち上げると、いきなりブラウザが無限に開く。完全なブラクラである。
しかも、スタートボタンから何かソフトを立ち上げようとすると、いきなり電源が切れてしまう。

なにか、面白いものが入っていそうなPCなので、取りあえず無料のアンチウイルスソフトを入れてみる。某360を。
スキャンしてみると、でるわでるわ、ウイルスの類が50個。完全にウイルスの巣だ。

たしかに、電脳房のPCを乗っ取っておけば、外から操って様々な攻撃等に使えるというわけだろう。
客がPCの電源を入れてくれている時だけだが。
このPC自体のセキュリティ設定が甘いから色々と妙な物を入れられてしまっている状態だ。

360をもってしても直りそうもないので、そのまま、そっと電源をOFFにした。

何も知らずにこんなPCを使って、今日も中国のいたるところで情報が流出しまくっているのだろう。
もしかして、このPC自体がトロイであろうか。