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コンプガチャ違法 ソーシャルゲームが新たな輸出産業にならぬ理由

コンプガチャとかいうビジネスモデルで急成長を遂げる日本のソーシャルゲーム業界
ついに行政のメスが入り、成長も一服という感じでしょうか。
そんななか、1週間前くらいの日本にて、NHKソーシャルゲームが日本の輸出産業になると言っている人が居たので、本当にそうか考えてみた。
ソーシャルゲームは日本の新たなる輸出産業の柱になるとかそんな感じ話してました。
http://www.nhk.or.jp/fukayomi/backnumber/120512.html

このコンプガチャ、昔あったガチャガチャのように中々目当ての物が出てこないシステムの中で、特定のアイテムを数種類集めると希少アイテムが貰えるという仕組みのようです。
アイテム集めの最後の方になれば中々目的の物が出ないというのが、感覚的にも理解できるのではないでしょうか。

とはいっても、ガチャガチャですから、運のいい人は良いアイテムを少ない回数で入手できるわけです。
さらに、オークションにて希少アイテムのRMT(換金)が出来るので、
http://auctions.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&p=%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89&aucmaxprice=999999999&thumb=1&s1=bids&ei=utf-8
http://auctions.search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AB+%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC+%E3%83%A2%E3%83%90%E3%82%B2%E3%83%BC&auccat=&aq=0&oq=%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AB&ei=UTF-8&slider=0
運がいい人はお金儲けも可能です。
これは、限りなくギャンプルに近いような気がします。
だから、胴元であるソーシャルゲーム会社は異常なほど儲かるわけですよね。
アイテムの出現確率を少し操作すれば、あっという間に巨万の富が転がり込みます。

したがって、相手国がこのようなギャンブル的な物をすんなりと受け入れるはずはありません。
そもそも、日本のように通話料との同時請求、RMTが可能な場所、法規制の緩さなどのコンプがなければ、このビジネスモデル=「最強錬金アイテム」はGet出来ない訳で。
ちなみに中国はゲームに対する規制は厳しいですし、通話料との同時請求もいろいろと難しいです。

もちろんソーシャルゲーム自体の輸出できますが、日本コンプでGetした「最強錬金アイテム」無しだと、どうでもよいパフォーマンスに落ち着くのでは。
とすれば、高成長を遂げる新たな輸出産業にはならないわけで。
ゲームシステムの輸出は出来ますけど「最強錬金アイテム」無しじゃねえ。。そんな低収益なのに意味が無いというか。

日本の法規制も強化されるようですし、コンプ条件の変化で「最強錬金アイテム」自体が無効化されるかもしれません。
更にコンプガチャ自体が違法「景品表示法に抵触」との判断がされたようなので、過払い請求のように「お金返して!」という動きもあるかもしれませんね。
今は弁護士業界がアップを始めていたりして。