中国インターネット事情

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クラウドの向こうはどうなっている?

クラウドとはなにか?
別に昔からあるもので、データをどこかに保存したりデータをどこかで処理してくれる外注サービスと言う事になる。

特に保存タイプのクラウドサービスの場合は、自分のデータがどのサーバに保存されているかとか、或いはどの程度バックアップされているのだとかがわからない。
利用者側としては、ただクラウドという言葉の前に漠然と、まあどこかにあるだろうとかそんな感覚に陥って妙に納得をしているだけなのかもしれない。
クラウドの説明だと、雲の向こうは気にする必要はないとか書かれている物もある。

ただの外注サービスにクラウドと名が付けば気にする必要がないなんて。。

別に、雲の向こうに神様が居るわけでもなし、普通の人間が頑張っているだけなのだから、普通に気にする必要もあるのではないだろうか。
いつブラックスワン(予想出来ない事象)がクラウドの上に降ってくるのかもわからないのに、重要なデータを良くわからないそのクラウドだけに預けて大丈夫?
メールもデータもそこにしか無かったら、何かあったらお手上げだ。

クラウドをウリにしたファーストサーバというホスティング会社で現在大規模な障害が発生し、顧客のデータが消失しているのだという。
恐ろしい話である。
店舗系のサイト等をこのサーバに置いている会社などは、サイトそのものが消えてしまって機会損失からなにから最悪な状態だろう。

やはり、クラウドを利用しているとしても、雲の向こう側に注意を払い監視する必要があるのではないだろうか。
そして、やっぱり、自らバックアップを欠かさないことも重要なのだろう。
クラウドを使って居ても、メールは一応ローカルのメールクライアントを使って落としておくだとか。

クラウドじゃなくて、クリアーにして仕組みを見えるようにしてもらわないと、いろいろと問題があるのでは。