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中国の病院 人多過ぎだけど、もっとウヨウヨしてるのが

中国の病院の朝方。なんかメチャクチャ人が多い。
金払わんと診療しないという、血も涙もない自由主義が徹底しているこの国の病院だけど、それでも人はやってくる。
これだけ人が多ければ、そりゃ病人も多いだろう。

名前は人民病院だが資本家貴族病院とでも名前を変えた方がスッキリとするのかもしれない。
知り合いの中国人なんて、病院が怖いと正直に言っていた。
なにせ、ロクな保険もない地方出身の奴だと一発で債務超過
2階建ての信用がいきなり暴落、追証地獄とかそんなあんばい。

結局支払いがムリなので、そのまま終了になってしまうことも多いと聞く。
そんなこんなで、医師を患者が刺し殺すなんていう物騒な事件も起こっているのだという。

この状況を少しは変えようと、薬価を押さえる法律などを制定して医療改革をすすめているようだが、すぐには変わるまい。
抗生物質を処方し過ぎで耐性菌がウヨウヨしているようだ。
さすがにヤバイと思ったのか、役所から貰った袋には抗生物質の乱用はやめましょうというスローガンが書いてあった。

いや役所よ、一般人に配る手提げ袋に抗生物質の乱用は止めよう! って書いた所で普通の人はどれが抗生物質かなんてわからない。
日本のような親切なインフォームドコンセントとかいうのは無いし。
そもそも、そんなことは、医師に百万回言ってやればいいのだ。処方をする元から断たないと意味がない。

そして、薬も多いが検査も多い。

病院に行くと何故かCTヤレと言われる。で、なんかあやしい診断をしてくれる。
大丈夫なのかコレと思って、別の病院に行くと、またCTヤレと言われ、診断してくれるのだが病名が違う。
一体どっちなんだ! と、もう一度別の病院に行くと、当然の如くCT攻撃で、まあ、一応2番目と同じ病名だった。

2対1で病名は決定! CT3回もやったあげく、最後は自分で多数決って! 自己責任…凄過ぎだろ。

確かに医療改革が必要だ。