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中国ECの雄「1号店」の妙な仕様 味の素から着想を得たのか?

買えば次の日に持ってくる1号店。筆者も頻繁に利用をしているネットショップの一つである。
昨日配達してもらったものは分割して同じ日に何度も持ってくるという人海戦術な物流ぶりであるが、やはり便利なので良く使っている。

そんな1号店であるが筆者は何度も使っているうちに奇妙な現象に気がついた。

その話の前に、
味の素が売上を増やすためにふたの穴を大きくして、出る量を増やして売上を伸ばしたとか、そんな話を聞いたことがないだろうか。
都市伝説の類かもしれないが、女子社員の発案で一振りで出る量を増やして消費量をアップさせたのだという。
この話は、古いビジネス書なんかでコロンブスの卵の事例として紹介される場合が多い。

さて、1号店の話に戻るが、
WEBサイトにて購入をしていくのは一号店も同じである。
商品を検索して、必要な商品をショッピングカートに入れてゆき、最後に注文をするという流れである。

Ajaxを駆使したUIは今の流行風でそれなりの物だと思うが、いざ注文した時に奇妙な事態が発生するのである。

なぜか、選択していない商品が、カートの中に紛れ込んでいるのである。

筆者の場合、1号店では大量の商品を注文するので、選択していない商品が紛れ込んでいてもなかなか発見が出来ない場合がある。
これはなかなか困ったことだ。
商品的にはちょっとしたお菓子とかが紛れ込むとか、選択したものの数量が2,3変化するとかなので価格的にメチャクチャ高くなったとかそんなことは無く、最後の確認でその商品をきちんと外せば良い訳だが。

さて、これはバグなのか? 仕様なのか?

もしバグではなく、仕様書どおりに開発されているとしたら、なかなか凄い発想である。
一応、最後の確認で自動挿入された商品を外す事は可能であるものの、気付かず購入してしまう人も多いのではないだろうか。
しかも、以前購入したものとかが、勝手に入っている感じもするので、何という素晴らしいサジェスト機能であろうか。
ますます気付きにくい。

この1号店のシステム、バグじゃないとしたら、まさにネット版 味の素商法である。

皆さまがこの商品を忘れているのではないかと思い、自動的に追加しときました。
日常品が多いので、確かにその通りの場合も多く、たしかに凄いECシステムだ。

いっそのこと、あなたの欲しいのはこれだろ! と全てをカートに入れておいてくれ。

こんな超仕様ですが、いろいろと便利なのでいつも使っています。