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Microsoft Officeが格安 中国版でも日本語を利用可能

コピーされるより、いくらかでも実入りがあるように正版価格を下げた方がマシである。
そう判断したのだろうか? 京東商城の360buyを見てみると、一番安い中国語版のワード、エクセル、パワポワンノートの3点セットで169元(2,000円程度)という破格の値段で売られている。
日本で言うところのアカデミック版も兼ね備えているのかもしれないが、学生以外の家庭用にも使えるようだ。
つまり、家庭用のPCはこれでいいのだ。
http://www.360buy.com/product/257005.html

日本で調べてみると、アマゾンでも一番安いものが23,452円する。
その価格差は実に10倍に達している。
しかも、日本では家庭で使う場合にもこれを買う必要があるようだ。
http://www.amazon.co.jp/Microsoft-Office-Personal-2010-%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B8/dp/B003FZABUQ/ref=sr_1_6?ie=UTF8

日本語というだけで、事実上10倍の価格で買わされるのは、なにか釈然としないものを感じる。
アップル製品でもPCでも、実体のある商品は、日本でも中国でも価格差はほとんどない。
ソフトである以上、中国語でも日本語でも生産コストにそれほどの差はないはずだ。
単なるボッタクリ価格なのだろうか?

と思っていると、なんでもマイクロソフトには言語を追加できる言語パックというものがあって、3255円で販売されている。
中国語版を日本語環境に変更することが可能になる。
http://office.microsoft.com/ja-jp/language-packs/FX010211366.aspx

とするならば、合計5000円程度でワード、エクセル、パワポが買えることになり、内外価格差は大分減る。
中国に滞在しているなら、中国語・日本語を両方使えた方が使い勝手が良いので、この方法を試してみる価値はあるのではないだろうか。


中国だけでなく米国についても調べてみた。
http://www.amazon.com/Microsoft-Office-Student-Product-Download/dp/B005O24GJ0/ref=sr_1_4?ie=UTF8&qid=1349044746&sr=8-4&keywords=office+2010
中国で売られていたものと同じ商品が99ドル(7734円)となっている。

現状では日本が最高値で売りつけられている状態であるが、新しく販売されるOffice2013では改善されるのだろうか。