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タクシー運転手が語る上海マラソン タクシーでマラソン

上海マラソンといえば、過去の画像から協賛日本企業の広告がフォトショップで抹消されたり、公式ページから日本語がなくなったりしているのが話題となってた。
それにしても、腐海のような空気の悪い所でわざわざ何キロも走るというのだから、自殺行為ではという奇特な大会だ。
日本人出場禁止や日本語ページ廃止は、北京マラソンにしてもそうだが日本人の健康を考えての配慮とみるべきである。
これは感謝せねばなるまい。
こうして日本人の健康は守られた、と思ったら1000人くらいの日本人が参加したそうである。
どれだけマラソン好きなんだ。

このような大会だから交通規制がされていて交差点を通れなくなったバスから人が降車させられたりしていた。
一般車はともかく、バスについては事前に連絡とか行かないのだろうか? 謎である。
ラソンが有ると知っている人は多いが、どこのルートで何時からということまでは知らないのだろう。バス運転手も同じなのかもしれない。
全く、いい加減なものである。

当然、タクシーにとっても面倒な話かと思いきや、運転手に聞くと意外な客が乗ってくるというのだ。
ランナーである。その運転手は実際に去年乗せたと言っていた。

彼は、乗るなら最初から乗れば優勝できると運転手は言うが、さすがにそのランナーもそれはマズイと思って途中からにしたに違いない。
わざわざマラソン大会に出てタクシーに乗ると意味は、中国だから面子かと思ったら実はもっと金銭的なものだという。
乗車してきたランナーが同僚同士で賭けをしていたので、それなりの順位にたどり着く必要があったというのが、その運転手の見解だった。

タクシーでマラソンならそりゃ絶対勝てるだろうけど、賭けとしては完全なイカサマ行為のような気も。
その前に競技として問題あるが。
目立たないようにタクシーに乗り込み、再び自然に復帰するなんてことできるのだろうか?

嘘くさい感じがするが、中国ならあってもいい話かなという気にはなる。