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上海バブルマンション 元旦から水漏れが止まらない

夜は新年の爆竹がうるさく響いていた上海。

元旦早々、さっそく問題が発生した。
パテにより、一端は止水に成功したかに見えたこの部屋。
しかし、また、ポタリ、ポタリと天井から汚水が落ちてくる。

プログラムからアンテナ工事、外壁張りからトイレの据え付けまでやってのけたこの筆者を手こずらせてくれる。
中国の高級ボロマンションには民衆の恨みがあるのか、さすがに手ごわいものだ。

さて、どうしたものかと思案していると、加湿器が目にとまった。
この機械からは、500mlもの水が一晩で蒸発している。

これをみて、同じように漏水も蒸発させてしまえばいいと考えた。

完全な止水には失敗したものの、漏水量自体はパテの効果があって減少しています。
もし、漏水量よりも蒸発量の方が多ければ、それは漏れていないのと同じ状態だと言えるのです。

水を効率的に蒸発させるには、水と空気が触れる面積を最大限に広げればいいはずで、
そこで登場するのが、1号店の梱包用ダンボール。

ダンボールの構造は内面が波形になっているので、空気も通りかなり表面積を稼げます。
ただ、撥水加工されている片面一層目は、取り除きます。
さらに、その上部にはティッシュペーパを置き、確実に水分を吸い取るようにしました。
確実に水分を保持しダンボールに浸透させることによって表面積を広げ、漏らすことなく完全に蒸発をさせるという作戦です。

天井版の上にダンボールとティッシュを敷き詰めたので、あとはそっと天板を閉めればいい。
新年4日目。今のところは問題なくダンボール蒸発システムは機能しています。

もちろん、これは最終解決法とは言えませんが。

しかし、完全に直すとなれば、人を呼んで結構大規模な工事になるのに違いない。
中国の工事はうるさいし、どうせ適当なのだから、直すのもばかげている。

恐らく、次に漏れるころには、もうここには居ないのだから、適当には適当でいい。

こんな記事:
http://diamond.jp/articles/-/16282