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GTVとかiTVとかプレステとか儲からない? 理由は中国の新興携帯メーカー小米が発売予定の「小米盒子」

スマホの一角Androidは、元がオープンソースOSのLinuxだ。だから、ライセンス上はAndroidオープンソースである。
GoogleAppsを利用しない限り、Googleに許諾を取る必要はない。それはLinuxの開発者の許諾が要らないのと同じだ。
そんなわけで、勝手に利用することが可能だから、これを使って携帯電話以外の新しいビジネスを始める会社も数多い。

そんな中でも、筆者が注目しているのが据え置き型Android端末だ。
ソニーのプレステやDVDプレーヤー、任天堂Wiiなんかと同じで、TVに繋いで利用するタイプである。
据置型なら、Googleマップとか必要ないし、Googleのサービスが無くてもあまり違和感は感じられない。
そして、量産効果によって、Androidハードの生産価格がどんどん下がってきているので、今や数千円のレベルで販売できるところまで来ている。
価格がメチャクチャ安いのだ。

この据え置き型Androidによって、今後、残念なことになりそうなのが、HD/DVD/ブルーレイプレーヤー、据え置き型ゲーム機アクトビラ、GoogleTV、iTVなどだろうか。
ネットテレビで一儲けという家電メーカーも価格が安すぎて肩すかしに終わるに違いない。

以前からテレビに繋ぐUSBメモリー型の小型Android端末などが存在したが、キーボードやマウスを用意する必要があったので使い勝手が今一つだった。
中国新興携帯電話メーカー「小米」が出してきた据え置き型Android「小米盒子」なら、リモコンもついていて、メトロライクのインターフェイスも整っているので操作も簡単だ。価格は299元~399元と、せいぜい5000円程度だ。
動画サイトみるとか、軽いゲームやるとか、あまり文字を打ち込まない用途なら、これで十分ではないだろうか。

当然、Windowsや既存のテレビ局も影響受けるだろうね。