中国のエレベーターが恐ろしすぎる

止まるはずの階に停止せず、止まる必要のない階に停止し、そして扉も閉まらずに動き出す。
聞いたことがないような中国企業が製造したものでも、有名企業のものでも、中国には挙動がおかしいエレベーターが多数ある。

筆者が住んでいる築10年に満たないマンションでも、エレベーターが10年も経たずにボロボロになっている。
扉が開いたまま動いたりするし、指定した階と違う階で止まることも多いという恐怖のエレベータだ。
日本なら、即座に問題になりそうなエレベーターだが、中国では誰も気にすることなくごく普通に使われている。

エレベーター管理プログラムにバグがありそうだし、そもそもマンション建築以来7年、一度もメンテナンスされずに酷使され続けているに違いない。
実際にエレベータに乗っていると、機械の作動音が日本のスムーズなそれとは違い、かなり無理して動いているような音が聞こえてくる。

外国企業が経営しているマンションならいざ知らず、見てくれは綺麗でも、エレベーターの中身はかなりガタが来ているマンションやオフィスビルが多数あるのだから恐ろしい。
恐らくは、管理費を払わない人々が多いから対応できないに違いないが、築7年でこのボロさ。中国の建物の行く末が心配である。

しかし、良く考えると海砂を使っている建物が多く、なにをしても勝手にボロボロになってゆく。
北京で見たマンションは、築5年でコンクリートがひび割れだらけだった。間違いなく海砂で作られていて塩分で内部の鉄筋がボロボロに腐食しているのに違いない。
だから、建物のメンテナンスなんかやっても無駄という合理主義なのかもしれない。まさに使い捨ての理屈だ。日本より不動産が高いのに。

さて、エレベーターが指定した階に留まらないことがあるが、管理プログラム側では指定した階に到着したと誤認して判断した場合はどうなるのだろうか?
その場合は、ハコがない状態で扉が開く事になる。

実は確認せずに乗り込んで、転落死という事故がかなりあるとのこと。
中国ではエレベーターに乗る前に、そこに箱があるか、ただの落とし穴なのかをよく確認したほうがよさそうだ。