誰から借りるのが無難か? 上海賃貸不動産の駆引き

賃貸マンションの補償金が返ってこない! というトラブルを上海ではよく耳にします。
中国で不動産を借りる場合は、補償金1か月+家賃3か月分を前払という条件が多く、この補償金についてはデポジット金なので退居するときに返還されることになっています。
しかし、嘘でもなんでも言い、何が何でも金を返したくない。そんな不逞な物件オーナーが多数を占めているのが中国の現状のようです。

もちろん、日本人しか住んでいない月2万元もするようなマンションや、少なくても日系の不動産会社に依頼すれば、このようなトラブルに巻き込まれる事も少ないのでしょう。
そのかわり、その分のコストが上乗せされるわけですが安心料みたいなものです。

しかし、さすがに2万元=32万円/月以上のマンションとか、そう簡単に住める場所ではないわけで、多くの中小企業の駐在員が現地不動産屋の門を叩くことになるわけです。
ここからは、中国人と直接向き合うことになり、様々なトラブルがやってくることになるわけです。

入居中にも、蛇口が取れて水浸し、トイレの水が天井から流れてくる、スイッチ入れたらショート、等々、様々な問題が発生しオーナーに修理費払えと言う事になりオーナーとの関係は必然的に悪化して行くわけですが、それが抜き差しならない状態になるのが退居時です。
補償金返還しないとオーナーが開き直りある意味お手上げ状態になってしまうわけです。

中国において、デポジット金を返さないというトラブルになる確率は、経験から言って、50%くらいあると筆者は考えています。
クーラーが壊れたとか、電灯が壊れたとか、難癖をつけたりする場合や、ウソをついたり、理屈すらなく、とにかく補償金を返還しないという人もいます。

中国人であれば、取り立て屋のような人間を雇い相手に対して強硬手段に出る場合もあるようですが、外人には難しい手段です。
稀にですが、公安に訴えて解決したという場合もあるようですが、これも時間や手間を考えるとあまり有効な手ではなさそうです。

最善の方法は、最初からその様なオーナーを避けることではないでしょうか?
それでも、非常に高確率で不逞オーナーに当たってしまうわけで中々完璧とは行かないのですが、合理的にこういう人はダメじゃないかというのを考えてみたいと思います。

1.若いオーナー
大量に借金をして該当物件を購入している可能性があり、その返済のためなら平気で嘘をつくことも厭わないという場合が多いと筆者の感覚としては強いです。

2.背伸びして物件を購入しているオーナー
これも1と同じですが、余裕がない人の物件を借りてしまうと、駆引きが多くなります。

3.駆引きをしてくるオーナー
例えば、契約しようという段階になって、補償金として2ヶ月入れてほしい、そして2ヶ月分づつ支払ってほしい等の駆引きをしてくる場合。

逆に、比較的良いオーナーは、
1.外国人/華僑オーナー
2.お金持ちのオーナー
3.温州のオーナー

絶対ではないものの、このような感じがします。オーナーが遠い場所に住んでいるといろいろと面倒な部分はあるのですが、金持ちケンカせずと言うのは、中国でも有効のようです。
ただし、金持ちではない、単に不動産を所有している程度の小金持ちは色々と仕掛けてくる感じですので、注意が必要でしょう。

いいオーナーに当たるかは運ですが、避けるべき点はあるわけです。