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豫園の「麺向味来拉面体験館」はどうなった? 浸食される日本式ラーメン

去年(2012)の7月25日オープンした日本ラーメンパーク「麺向味来拉面体験館」が、今やえらい状態になっていたのでお伝えする。
そして、残念ながらこれが最終レポートになる。

この施設、一年くらい前に来た時は、全てが一応日本式のレストランだったはずだ。
ところが、六郎ラーメンと賢治カレーを除いて、日本のラーメン屋が根こそぎ駆逐され中華料理に取って代わられている。

かろうじて残る六郎。


以前はこんな具合で日本ラーメンの店だったはずが……
 

中国式に。


PM6時なのに、客はほとんどいない。

まあ、美味しくないのでテコ入れのつもりだろうけど、中華料理ならまわりに沢山ある。
さらに、一年前は美味しかった六郎まで不味くなっている。正に悪貨は良貨を駆逐する状態だ。中国人に合わせて改変したのかもしれないけど、中国人も不味いと言っていた。

それにしても、あそこの服務員、ボーっと突っ立っているだけで、たまに食器を下げたり掃除するくらいである。
ラーメンが出来ても、客が自分で取りに行けとばかりに突っ立っているだけだ。

服務員は突っ立っているだけ。

中国の前時代的なサービス精神のない食堂を体感したいなら、是非行くべきかもしれない。
この2013年に、この80年代的サービスレベルはまさに天然記念物・無形文化財レベルだからだ。

一緒に訪れた中国人の評判もすこぶる悪く、もう訪れることはないだろう。


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