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何故かトロくさい「GALAXY S4」 自腹購入後、一週間使ってみてわかったこと

最新のスマートフォン「ギャラクシーS4」を使い始めてから既に1週間が過ぎた。
実際に使っていると、気になる点がいくつか出てきたので自腹のガチレビューをしてみたい。

筆者が購入したバージョンは韓国版で、ギャラクシーS4シリーズの中では最高スペックのモデルだ。
最新鋭のスペックを持つギャラクシーS4シリーズの中で最強なのだから、全スマホのなかでも最高レベルの快適さに違いない!
そんな思い込みから、4800元の大枚はたいて購入してしまったのである。

が……何故か動きがトロくさい。
正確に言うと、フリーズしたように引っかかる動作が結構ある。

まずは、電源ボタンを押して、スリープから復帰する場合に、たまに時間がかかる。
また、何故かセキュリティパターン入力が出来なくなり、復帰すら出来ない場合がある。
これらの理由は良くわからないが、ユーザーとしては鬱陶しい。

そして、次はカメラの問題だ。
カメラの起動が遅く、一呼吸おいてから起動する。これは残念ながら中華製の「OPPO Find5」より遅いようだ。
撮影しようと思っていたのに、逃したことが何度かあった。
めちゃくちゃ遅いというレベルではないが、このクラスの携帯としてはやはり遅い。

また、これは好みの問題かもしれないが、フルHDの有機EL画面はちょっと暗い感じがするし、そんなにキレイという印象は受けなかった。

購入前に使ってみたいと思っていた、視線でスクロールをコントロールする技術「スマートスクロール」は、全然スマートじゃなくて直接手でやった方がマシなレベルだった。
こんな完成度の低いクソアプリは搭載するべきではないだろう。

全体的にみると、まだまだ不完全な携帯という印象を受けた。
そもそも、ハードのスペックや発売前にメディアで流される官製レビューを見て、すこし期待し過ぎていたのかもしれない。

以前に使っていた中華製携帯の質が向上しているという事もあり「GALAXY S4」が色あせて見えただけなのかもしれない。
そして、それにも増して感じられるのは、アップル製品のそういう部分の隙の無さであろうか。
取りあえず、買ってしまったので、問題の部分は何とかしてもらいたいものである。

日本ではこの機種をドコモが取り扱い、お勧め定番携帯として低価格で提供される予定だという。
他社ならこの部分をiPhoneが担っているのだが、ドコモはそれをギャラクシーでやるというのだ。

フィーチャー・フォンを利用する層に、アピールする定番機種がないと他社に客を取られるからという理由だが、そもそもフィーチャー・フォンを利用する層は面倒だからスマホを使わないわけで。
そんな層にiPhoneよりも不安定なAndroid携帯勧めてどうするんだと思う次第である。

フィーチャー・フォンを利用しているなら、iPhoneを買った方が面倒がなくていいのではないだろうか。