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中国製食品 わざわざ日本でも老干媽を買う

暫く日本に居ると、たまには激辛なブツを食べたくなる時がある。そんな時には「老干媽」(ラオガンマー)。数年前に日本で流行した「食べられるラー油」の唐辛子を100倍にして、花椒をタップリと突っ込んだ感じのこの食べ物。
ブラックな液体に沈む何かを一口食べただけで、中国の激辛と痺れがフラッシュバックする。
以前に池袋のニューチャイナタウン購入したことがあるのだが、池袋は遠い。

中国製の食品は恐らく近くのスーパーにも沢山売っているのに、中国ブランドの食品は全く売られていない。「食べられるラー油」はマズイので、是非「老干媽」を日本のスーパーでも売ってもらいたいところだ。
中国ではスーパーはおろかコンビニでも、日本のお菓子とかカップヌードルとか、出前一丁とかが普通に売られているのに、日本でうまい中国ブランド食品が手軽に買えないのは残念だ。
日本ブランドの食品は中国でも人気があるが、中国製食品の人気は日本ではからっきしなので、やむえない話だろうけど。

ネットで調べてみると電車で30分くらいの街に中国物産店があるので、池袋よりは近いそちらに行ってみることにした。
駅からそう遠くない場所にある寂れた商店街の一角にその店はあった。

店主はニーハオとまず言い、私が何も答えないと日本語で話しかけてきた。華字新聞が店の隅に大量に置いてある。上海でいえばウェンネバーとかコンシェルジェとかジャピオンとか、まあそんな感じ。
そして、棚には大量のラオガンマーが。そのなかでも一番花椒が効いていると思う「干煸肉丝油辣椒」を探すと大量に置いてあった。
これの舌の痺れる感じが何ともたまらないので、2瓶購入した。

後ろでは、うちみたいなところは大企業と違って何も補助とかないから! と威勢のいいけど、ちょっと変な日本語で、店主が市役所の役人かなにかと話をしていた。
客は居ないし、経営は大変なのかもしれないが、「老干媽」のようなうまい中国製食品の販売を続けてほしいものだ。
旨いものは中国だろうと、どこのだろうとうまい。

その帰りに、別の店でデリーカレーのレトルトパックを売っているのを見かけたのでそれも購入してしまった。「カシミールカレー」だ。こちらも容赦なく辛い。
そういえば、このカシミールカレーを中国の辛いモノ好きに食べさせたら、エライ辛いと言っていた。辛さの質が違うかもしれないが、筆者的にはどちらも旨いと思う。